2026
09.09
教育研究情報/アウトキャンパス・スタディ事例
アウトキャンパススタディ「山岳とスポーツ」― 北アルプス・焼岳登山 ―
スポーツ健康学科
専任講師 吉田陽平
今年度よりスポーツ健康学科の新たな科目としてスタートした「山岳とスポーツ」。本科目では,信州の豊かな自然環境をフィールドとして、山岳スポーツの魅力や行い方、安全に楽しむための基礎的知識を身に付け、学校行事や地域コミュニティにおいてリーダーとなるための素養を育むことを目的としています。
第1回の美ヶ原での里山登山に続き、第2回となる今回は、7月12日に北アルプスの焼岳(北峰標高2,444m)で登山実習を行いました。

焼岳は北アルプス南部に位置する活火山で、日本百名山の一つにも数えられています。今回は、中の湯登山口から焼岳山頂を目指し、その後、上高地へと下るコースに挑戦しました。前回の美ヶ原と比べて標高差や行動時間も大きくなり、より本格的な登山実習となりました。
当日の天候は曇りでしたが、山頂からは穂高連峰をはじめ、乗鞍岳や中央アルプスなどの山々を望むことができました。また、山頂付近では噴気が立ち上る様子も見られ、活火山である焼岳ならではの自然環境を間近に感じる貴重な機会となりました。
登山中は、歩行ペースや休憩の取り方、水分・エネルギー補給など、安全に登山を行うために必要な基本的な行動を確認しながら山頂を目指しました。また、標高が上がるにつれて変化する植生や山岳景観、火山活動によって形成された地形などについても、実際に山を歩きながら知ることができました。


山頂から上高地へ向かう下山ルートには、岩場や垂直に近いはしごを通過する箇所もあります。学生たちは、手足のうち3点で身体を支持する「3点支持」を意識しながら、一歩一歩足場を確認し、慎重かつ安全に行動しました。


第1回の身近な里山での登山から一歩進み、今回の焼岳登山では、北アルプスの本格的な山岳環境の中で、登山技術や安全管理について多くの経験を積むことができました。
次回は、さらにステップアップし、北アルプスの燕岳または蝶ヶ岳への登頂を目指します。信州ならではの雄大な自然を舞台に、安全で楽しい山岳スポーツの実践を通して、知識と経験をさらに深めていきます。
