学生生活・就職

新型コロナの影響を受けた学生などの経済支援制度

文部科学省及びその所管する日本学生支援機構では、新型コロナウイルス感染症の影響によって学びの継続が困難となっている学生に対して、様々な経済的支援制度を実施しています。
従来から施行されていた奨学金制度や高等教育の修学支援新制度に加え、臨時的な救済制度もあります。様々な制度の実施に伴い、それらをまとめた資料・WEBページをご紹介しますので、ご活用ください。

経済的に困難な学生等が活用可能な支援策(令和3年5月~)

支援策一覧資料

文部科学省WEBサイト「新型コロナの影響を受けた学生などの経済支援」ページ

1. 日本学生支援機構奨学金

奨学金とは経済的理由で修学が困難な優れた学生に学資の貸与を行い、また、経済・社会情勢等を踏まえ、学生等が安心して学べるよう、「貸与」または「給付」する制度です。

奨学金には「貸与型」奨学金と「給付型」奨学金の2種類があり、全ての奨学金には推薦基準(家計基準や学力基準)があります。基準に満たない場合は、奨学金の貸与・給付を受けることはできませんので、ご理解ください。

なお、本学では学生本人に奨学金を貸与しているという意識を持っていただくために、手続きや問い合わせに関しては、基本的に学生本人に行なっていただきます。

詳しくは日本学生支援機構HPを参考してください。

日本学生支援機構HP

日本学生支援機構HP

貸与型奨学金

貸与型奨学金は、月々の奨学金を学生本人が「借りる」制度で、奨学金の貸与を受けるのは学生本人です。返還義務も本人にありますので、適切な貸与月額を選択してください。

貸与奨学金の種類について

貸与奨学金には次の3種類があります。

奨学金の種類 利息 貸与の方法
第一種奨学金 利息なし 毎月の奨学金 原則として毎月1回振込
第二種奨学金 利息付 毎月の奨学金 原則として毎月1回振込
入学時特別増額貸与奨学金 利息付 一時金 上記の奨学金の初回振込時に増額して1回だけ振込

第一種奨学金と第二種奨学金を両方受けることができ、併用貸与といいます。

入学時特別増額貸与奨学金のみの申し込みはできません。第一種奨学金・第二種奨学金のどちらかに増額して貸与を受ける必要があります。

貸与月額について

奨学金の種類 貸与金額
自宅通学 自宅外通学
第一種 (無利子)
学力基準あり
学部 月額 20,000円 30,000円 40,000円 54,000円 月額 20,000円 30,000円 40,000円 50,000円 64,000円
短大 月額 20,000円 30,000円 40,000円 53,000円 月額 20,000円 30,000円 40,000円 50,000円 60,000円
第二種(有利子) 自宅・自宅外にかかわらず、月額20,000円から120,000円までの間で1万円単位で選択
入学時特別増額貸与 ※1(有利子) 自宅・自宅外にかかわらず、100,000円・200,000円・300,000円・400,000円・500,000円

※1:第1種・第2種奨学金と併せて選考されます(単独で申し込むことはできません)。
日本政策金融公庫の「国の教育ローン」に申込をし、利用できなかった場合など、申込に要件があります。

申込方法

申込方法は大きく分けて3種類あります。

予約採用
高校在籍時に日本学生支援機構奨学金に申し込み、採用を受けた学生が対象です。
採用者は「大学等奨学生採用候補者決定通知」が配布されております。「大学等奨学生採用候補者決定通知」を提出期間中に提出いただき、進学届をインターネットより入力していただき、採用となります。
対象者への説明会は、4月頃を予定しています。
在学採用
大学入学後に奨学生の募集を行います。対象は1~4年生で、予約採用が不採用になった方も、再度申込みできます。奨学金を希望する人は、学内で行われる日本学生支援機構奨学金定期採用(在学採用)説明会に参加して申込書類を受け取ってください。
対象者への説明会は、春採用(4月頃)、秋採用(9月頃)を予定しています。
緊急・応急採用
家計支持者の失職、破産、事故、病気、死亡等もしくは火災、風水害等の災害等又は学校の廃止によりやむを得ず他の学校に入学することで修学に要する費用が増加したことにより家計が急変し、緊急に奨学金の必要が生じた場合は、緊急採用(第一種奨学金)応急採用(第二種奨学金)として採用します。緊急・応急採用ともに家計急変の事由が発生してから12か月以内である者が対象で、採用期間は緊急採用が採用年度末まで(継続申請あり)、応急採用が標準卒業年度までとなっています。
申込については随時受け付けておりますので、学生課までご相談ください。

給付型奨学金

2020年4月より開始された給付型奨学金は、修学意欲がありながらも経済的理由により、進学困難な学生の経済的負担軽減を目的とした修学支援新制度で、給付型奨学金(日本学生支援機構)の受給と、授業料等減免制度(文部科学省)の2つの支援(一体型)を受けることができます。

詳しくは下記HPを参考してください。

高等教育の就学支援制度

高等教育の就学支援制度

申込方法

申込方法は大きく分けて3種類あります。

予約採用
高校在籍時に日本学生支援機構奨学金に申し込み、採用を受けた学生が対象です。
採用者は「大学等奨学生採用候補者決定通知」が配布されております。「大学等奨学生採用候補者決定通知」を提出期間中に提出いただき、進学届をインターネットより入力していただき、採用となります。
対象者への説明会は、4月頃を予定しています。
在学採用
大学入学後に奨学生の募集を行います。対象は1~4年生で、予約採用が不採用になった方も、再度申込みできます。奨学金を希望する人は、学内で行われる日本学生支援機構奨学金定期採用(在学採用)説明会に参加して申込書類を受け取ってください。
対象者への説明会は、春採用(4月頃)、秋採用(9月頃)を予定しています。

また、給付奨学金希望で学業成績に基準が達していない者は、下記の学習計画書を提出することにより推薦することが可能となりますので、必要書類とともに提出するようお願いいたします。

学習計画書

家計急変
予期できない事由により家計が急変し、急変後の収入状況が住民税情報に反映される前に緊急に支援の必要がある場合には、急変後の所得の見込みにより要件を満たすことが確認されれば給付奨学金の支援対象となります。(新型コロナウイルス感染症に伴う家計急変もこちらで受付けています。)

詳しくは下記HPをご確認ください。

家計急変について(日本学生支援機構)

申込については随時受け付けておりますので、学生課までご相談ください。

家計急変について(日本学生支援機構)

2. 松本大学同窓会奨学金

松本大学同窓会奨学金は、本学建学の理念を顕揚するため、誠実で学修意欲が高く、かつ経済的に修学が困難な学生に対して、学費の一部を貸与するものです。貸与された奨学金は卒業後に返還することになります。

応募資格
  1. 1.誠実で、学修意欲が高いこと。
  2. 2.経済的事情のため修学が困難であること。
  3. 3.在学中に突然の災害等やむをえない事由により学業を続けることが経済的に困難になったもの。
  4. 4.日本学生支援機構貸与奨学金、他の貸与奨学金を受けていないこと。
    日本学生支援機構・その他団体の貸与奨学金との併用はできません。
  5. 5.その他、松本大学同窓会奨学金委員会が特に認めたもの。
貸与者数 【ケースⅠ】学部・短期大学部・大学院に在籍する1年次生 若干名
【ケースⅡ】不測の事態(例えば、災害、コロナ禍等による収入減)により、経済的に困難になったもの 若干名

ケースⅠ②ともに特待生及び留学生は除く

貸与金額 【ケースⅠ】学費のうち授業料分(1年次後期以降)

施設費・諸会費は含まない。


【ケースⅡ】学費のうち授業料分

施設費・諸会費は含まない。

申請内容などを鑑み、貸与開始時期については本人の希望を聞き、松本大学同窓会奨学金委員会で判断する。

貸与期間 卒業年度まで(留年された場合、貸与は延長されません)

ケースⅠに該当し希望する者は、1年前期分も貸与する。

貸与方法 本人へ送金せず大学事務局へ送金し学費(授業料)に充当する。
貸与とともに借用証書を提出すること。

ケースⅠに該当し希望する者は1年前期分を本人の口座へ振込をする。

募集期間 2023年7月3日(月)〜7月14日(金)
募集方法 この表の内容と、下記URLの奨学金案内(PDF)を確認し、様式(PDF)をダウンロードして各自申請を行う。
結果は、松本大学同窓会奨学金委員会にて選考の上、通知する。
返還方法 卒業後、規程にて定めた年数で返還(無利息)とし、本人の口座より自動引落しにて月払い。第1回返還は卒業年の10月。
出願〆切 2023年7月14日(金) 17時までに学生課窓口へ提出

奨学金案内 奨学生願書

3. 経済状況悪化等に伴う就学困難な学生への支援制度

入学後、経済状況の悪化により修学が困難となった学生に対し、2024年度前期授業料の半額を上限として免除する支援制度です。これは松本大学独自の制度となります。

第30期 募集要項

応募できる条件

次の5要件すべてを満たすことが要件です。

  1. 1.保護者またはこれに代わって家計を支えている方(以下「家計支持者」と呼ぶ)の失職、破産、事故、病気もしくは死亡等の理由により、2024年度前期学費納入及び今後の修学継続が困難であること。
  2. 2.学生生活が勤勉であり、今後も勉学を継続したい強い意思があること。
  3. 3.自助努力をしながら勉学を継続したい意思があること。
  4. 4.日本学生支援機構奨学金の貸与を受けている者または希望している者。
  5. 5.一種特待生(学力・指定競技)ではないこと。

提出された応募書類を審査し、緊急性の高い応募者から順次採用となります。留学生及び二種特待生(スカラシップ含む)また高等教育の修学支援新制度の授業料等減免・給付型奨学金対象者をはじめ、応募書類提出者が全員採用されるとは限りません。その場合は、他の奨学金制度等がありますので、そちらをご利用ください

支援期間 2024年度前期(単期の支援となります)

大学が支援を継続する必要性を認めた場合は、2期目の応募を認めます。原則、支援期間の上限は2期分(1年間)とします。但し、特別な事情がある場合は考慮します。

支援対象者数 松本大学、松本大学大学院及び松本大学松商短期大学部在学生 若干名
申請期間 2024年1月10日(水)~ 2月2日(金) 17:00まで(平日のみ受け付け、期日厳守)

申請書類のすべてを揃え、学生課へ提出にしてください。
なお、期限を過ぎた場合、一切受付しません。

申請書類

(1 2:全員必須 3:該当の書類がある方のみ)

  1. 1. 『経済状況悪化等に伴う修学困難な学生への支援制度』申請書と理由書

    ホームページ上にある申請窓口から申請書と理由書をダウンロードし、申請する学生本人が黒ボールペンで自筆記入し、担当教員の署名・捺印を受領後、学生課に提出してください。なお、授業料減免を申請する理由等は、詳しく記入してください。

  2. 2. 2023年度の収入に関する証明書類【コピー可】

    (例:所得・課税・扶養証明書、源泉徴収票、または確定申告書など)

    家計支持者だけでなく同居されている方全員分を提出してください。

    取得可能な直近の書類で、一年間の収入が分かるものをご提出ください。

    所得・課税・扶養証明書の発行については各市町村役場へご確認ください。

  3. 3. 減免申請理由が証明できる書類【コピー可】

    (例:勤務先の倒産・解雇等を証明できる書類、直近3ヶ月の給与明細書、または医師の診断書など)

    定年退職や自己都合退職は対象となりません。

提出された書類を審査し、オンラインで個人面接を行った上で選考します。また、応募者の成績状況や課税情報は審査委員会に開示され、審査の要件となりますので了承してください。

応募申請書・申請理由書

採用者決定までの流れ(予定)

申請受付期間 1月10日(水)~2月2日(金)
学生課へ申請
書類審査・個人面接 2月中旬頃(春休み中)にオンラインによる面接を予定
一人当たり15分程度、その後選考
採用および不採用通知 3月中旬を予定
結果を郵送通知

申請上の注意

  1. 記載内容が事実と相違していることがわかった場合は、手続き後であっても支援を取り消すことがあります。
  2. 選考経過及び結果についての問い合わせには、一切お答え致しませんのでご了承ください。

お問い合わせ先

松本大学 学生課

〒390-1295 長野県松本市新村2095-1

【対応時間】平日9:00〜17:00

TEL.0263-48-7203

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