2026
10.20
教育研究情報/アウトキャンパス・スタディ事例
【アウトキャンパス・スタディ】「野外活動」黒姫高原での2泊3日キャンプ
スポーツ健康学科
専任講師 安達 玄
9月8日から10日までの2泊3日、アウトキャンパスを舞台にするスポーツ健康学科の科目の一つ「野外活動」において、長野県北部の黒姫高原にあるラボランドくろひめで野外実習を行いました。本科目は、5月に「野外教育」の履修者が実施したプレキャンプに続くものです。「野外教育」を履修する学生が「野外活動」履修者のリーダーとなり、プログラムの企画から当日の運営までを学生主体で担うことが大きな特徴です。参加学生は事前準備と事前講義を重ねたうえで、班ごとに係を分担して本番に臨みました。
期間中はあいにくの大雨に見舞われましたが、「野外教育」履修学生によるアイスブレイクに始まり、火起こし、班対抗のカレーコンテストを兼ねた野外調理、カヌーやマウンテンバイク、ハイロープなどのアクティビティに取り組みました。予定していたローエレメント、キャンプファイヤー、黒姫山登山は中止となりましたが、多様なレクリエーション、キャンドルファイヤー、戸隠五社巡りといった、雨の日ならではの魅力あるプログラムへと柔軟に切り替えました。キャンドルの小さな灯りを囲んで仲間と語り合う時間や、戸隠の歴史と自然に触れる時間は、当初の計画とはまた違った思い出深いものとなりました。思い通りにならない天候の変化に向き合い、自然への畏敬の念を抱きながら仲間とともに過ごしたひとときは、まさに本科目が大切にしている体験そのものでした。




毎晩の振り返りや班ごとの新聞づくりを通じて一日の出来事を言葉にし、最終日には全体で3日間の学びを共有しました。リーダーとして運営に携わった学生にとっては、プレキャンプでの経験と課題を本番に生かす場となり、参加した学生にとっては、交流の輪を広げ、深める機会となりました。


参加した学生からは、「例えば、野外調理で言うと、火を見続けてくれる人、野菜を切ってくれる人、お皿を準備する人、お皿を洗ってくれる人など、夕飯づくりも絶対に一人ではできなかったので、仲間と協力することが一番大切だと感じた。今回は野外活動の自然の中だったが、日常でも同じで、資料を作ってくださる先生や教え合える仲間がいるから勉強ができる、生活ができると感じた。仲間と協力のほかにも、感謝するということも学ぶことができたと思う。今回の体験を通して、協力することと、感謝をすることを今後の日常でも生かしていこうと思った」といった、アウトキャンパス・スタディならではの振り返りがありました。
スポーツ健康学科では、キャンパスの外に学びの場を広げるアウトキャンパス・スタディを通じて、大学の講義室だけでは得られない実体験から学ぶ機会を大切にしています。自然の中で仲間と関わり、ともに場をつくる経験が、これからの学生生活やさまざまな活動の場面で、確かな自信と力になることを期待しています。