2026
07.27
教育研究情報
臨床栄養学実習Ⅰで模擬栄養指導のロールプレイを実施
健康栄養学科
准教授 加藤 勇太
助 手 福岡 歩美
本学健康栄養学科では、3年次から臨床栄養学を本格的に学びます。3年前期に開講される「臨床栄養学実習Ⅰ」では、これまでの学びのまとめとして、模擬栄養指導のロールプレイを実施しました。
今回の実習では、2型糖尿病の外来患者を想定し、学生が2人1組となって、管理栄養士役と患者役を演じました。これまでの実習では、カルテの読み方を学び、そこから得られた情報を基にアセスメントと栄養管理計画を立案するとともに、栄養教育媒体やモデル献立を作成してきました。
これまで、栄養教育媒体やモデル献立は、一般的な知識を基に作成してきましたが、今回は、一人ひとりの患者さんの生活背景や課題に合わせて内容を工夫することに挑戦しました。学生たちは、対象者に合わせて栄養指導を行う難しさを実感するとともに、その奥深さや面白さも感じている様子でした。
実際にロールプレイを行ってみると、患者役から想定していなかった回答が返ってくるなど、事前の計画どおりには進まない場面もありました。学生たちは、患者さんとの対話に応じて、その場で栄養管理計画(SOAP)を修正したり、予定していた栄養教育媒体を使わずに説明方法を工夫したりするなど、状況に応じて柔軟に対応することの重要性を学びました。
30分間の栄養指導を終えた学生からは、「思うように質問ができなかった」、「説明の仕方が難しかった」といった反省の声が聞かれる一方で、「患者さんとコミュニケーションを取る楽しさを実感できた」、「管理栄養士の仕事にやりがいを感じた」といった感想も聞かれ、充実した実習となりました。
栄養指導は、病院で働く管理栄養士にとって重要な業務の一つです。今回の実習で得た学びを土台として、学生たちは今後、さまざまな疾患に対する栄養管理について理解を深め、より実践的な知識と技術を身に付けていきます。


模擬栄養指導ロールプレイの様子(Aクラス)


模擬栄養指導ロールプレイの様子(Bクラス)