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アーリーエクスポージャー(早期体験学習)の実施
株式会社アリシアフーズ
健康栄養学科
助手 塩谷 一紗
2024年6月23日(日)、6月29日(土)、6月30日(日)に健康栄養学科1年生の学生が株式会社アリシアフーズ(塩尻市広丘吉田1710番地)でアーリーエクスポージャー(早期体験学習)を実施しました。
アリシアフーズは、長野県・山梨県のセブンイレブンや県内のスーパーマーケット向けに野菜を原料とした製品(浅漬・キムチ・サラダなど)を製造している会社です。原料となる野菜は県内の野菜を中心に使用して各製品を製造しているとのことです。本学とは、インターンシッププログラムやサラダの商品共同開発などでご縁を深めてきました。
今回は、品質管理・商品開発のご担当の方からそれぞれの業務内容のお話を伺った後、味覚テストを体験させていただきました。
品質管理の業務は、安心・安全な商品を提供するためには欠かせないものです。アリシアフーズでは、食品関連事業者において義務化されているHACCPを導入後、さらに世界最高ランクの管理基準といわれるFSSC22000の認証を受け、徹底した衛生管理の下で商品が製造されているといった説明をいただきました。
商品開発では、アリシアフーズをはじめ、商品開発を行っている会社はヒット商品を創り出すために、多くの時間を費やしています。さらにアリシアフーズでは、食品以外の分野からもトレンドをつかみ、それを食品に応用するトレンド会議を定期的に開催しているそうです。これまでは、商品開発に対して難しいイメージを抱いていた学生ですが、アリシアフーズでは商品開発は色々なことに興味を持てる人なら誰にでもできる業務であると考えられていると聞き、さらに興味を深めた学生や新たに興味を持った学生がいました。
味覚テストでは、実際にアリシアフーズの社員の方々が年4回実施しているテストを体験させていただきました。基本五味といわれる「甘味・塩味・苦味・酸味・うま味」を識別するテストでした。初めての味覚テストに戸惑っていた学生ですが、満点をとる学生やアリシアフーズの平均点を上回る成績を残した学生がいました。
今後、様々なかたちで食に関わっていく学生にとって今回の体験が将来の選択肢を増やすきっかけとなれば幸いです。
以下、参加した学生の声です。
- 商品開発は興味のある職業だったので、実際に話を聞けてよかった
- 実際の商品開発の話を聞いて、自分が抱いていた商品開発のイメージが変わった
- 商品開発はあまり考えていなかったが、今回の話を聞いてやってみたいと思った
- HACCP以外の衛生管理の認証規格があることを知れたので今後の学習につなげたい
- 徹底した品質管理のおかげで安全な製品を食べることができているとわかった
- 地元の食材を活用した商品開発の話が聞けて、管理栄養士になったときの参考になった
- 食に関わる仕事ではどの現場でも細菌、食中毒の知識が必要不可欠だとわかった
- 今回の話を聞いて、各工程の重要性や行動の意義がわかった