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アーリーエクスポージャー(早期体験学習)の実施
~信州ミルクランド株式会社~
健康栄養学科
助手 塩谷 一紗
2025年2月21日(金)、信州ミルクランド株式会社(松本市梓川倭3862番地1)において健康栄養学科1年生(希望者7名)を対象としたアーリーエクスポージャー(早期体験学習)を実施しました。
信州ミルクランド株式会社は、長野県内の学校用給食牛乳の7割を製造・提供している会社です。今回は、安心・安全な製品を出荷する上で重要な「品質検査」についてご紹介頂きました。
品質検査についての講話を拝聴した後、実際に品質検査が行われている検査室および製品が製造されている製造ラインを見学させていただきました。
講話では、品質管理において絶対に避けなければならない細菌の混入防止のために細菌の特性や付着経路などを考慮して、状況に応じた消毒・殺菌を実施しているとお話がありました。また品質検査には「官能検査」も重要な項目の一つであり、解剖学や生理学の知識も必要となるため、広い範囲で学んでほしいとお言葉をいただきました。
検査室では、講話の中で紹介された検査が実際に実施されている場所や装置、器具を見ることができ、その場でさまざまな質問をしながら見学させていただきました。検査室の見学の最後には、生乳・牛乳の味の違いを体験させていただきました。
製造ラインの見学では、瓶牛乳、パック牛乳、ヨーグルトの製造ラインを見学させていただきました。瓶牛乳の製造は学校給食の提供日に合わせて稼働していることや、ヨーグルトの製造は発酵工程に応じて昼夜稼働していることを教えていただきました。
今後さまざまな授業・実習・実験を通して自らの将来を考えていく中で、今回の品質検査の現場での体験がその選択肢を増やす一助となれば幸いです。
以下、参加した学生の声です。
・乳製品に含まれる成分や微生物などの管理の徹底による安全性の確保を、各分野の検査方法から知り、日々のおいしい乳製品が保証される裏側を学ぶことができ、とてもいい経験となった
・安心して飲める牛乳を作るために徹底した品質管理を行っていることが印象的だった
・学校の授業でも勉強した機械が企業でも実際に使われていることを知り、今勉強していることが会社で仕事をするときにも大切になってくることがわかった
・生乳、牛乳、無脂肪乳を飲ませていただいたが、それぞれ味や香りが違っていて他の乳飲料も飲んでみたいと思った
・食品衛生学は苦手な分野だったが、もっと勉強したいという気持ちになった
・食品を扱う上で、衛生に関わる知識を持っていることの大切さが伝わった
・自分が小中学校の時に飲んでいた牛乳を作っていたところだったので、こういう風にできていたんだとわかって楽しかった