教育学部の卒業論文発表会が行われました

２月３日、教育学部の卒業論文発表会が行われました。上月ゼミ代表で口頭発表を行った学生は、「書く力を伸ばすためにはどうしたらよいか。」という問いについて約２年間、追求し続けてきました。膨大な文献を読み解き、綴った卒業論文は約５０枚、文字数にして約50000文字を数えました。一連の研究の中で、自己と向き合うオートエスノグラフィ法を活用し、認識諸能力の基礎となる〈深層〉の書く力がどのように育まれるのかについて考察しました。また、自らの気づきを生かし、先行研究を整理しながら、子どもの書く力を育むための重要な要件を整理した上で、年間カリキュラムおよび授業デザインを考案しました。

自己の問いに向かって真摯に取り組み続ける姿勢、また当日の発表で堂々と答えている姿を見て、指導教員としてこみ上げてくるものがありました。４月から正採用として勤務しますが、研究で明らかとなった知見や課題を生かして取り組んでほしいと願っています。