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運動単位とは何か?

人間健康学部 スポーツ健康学科

2019/07/26

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骨格筋を構成する筋線維は、遅筋線維と速筋線維に分けることができます。低強度運動では主に遅筋線維が使われますが、運動強度が高まっていくと徐々に速筋線維の動員が増えていきます。なぜこのような順序で筋線維が使われるのでしょうか?その仕組みを理解するためには「運動単位」という概念を知っておかなければなりません。「運動単位」とは、1つの運動ニューロンとそれに支配される筋線維群のことを指し、骨格筋の収縮を引き起こす最小単位と言われています。小さな筋力を発揮する時には遅筋線維を支配する運動ニューロンが選んで使われ、大きな筋力が必要な場合には速筋線維を支配する運動ニューロンも使われるようになります。運動中はこのような仕組みを利用して、負荷量に応じて種類の違う筋線維が選ばれて使われています。

河野 史倫

人間健康学部
スポーツ健康学科

役職・職階

教授

専門分野

宇宙医学/骨格筋生理学/スポーツ科学/応用健康科学/細胞生物学

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