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低糖質食は世界人口を養えない Part 2

人間健康学部 健康栄養学科

2020/11/26

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毎年10月は、国連が定めた「「世界食料デー月間」です。FAOの報告では、世界が平等であれば、供給される食料は同じ量ですが、世界15%程度の先進諸国の人が、世界30%の食料を消費しています。小麦や米、トウモロコシ等穀類は、牛や豚、鶏の飼料でもあり、動物性食品を多く食べている先進諸国の消費量は多いのです。栄養学的にも糖質(炭水化物)摂取を極端に避ければ、動物性たんぱく質や脂質で補うことにもなり、間接的な穀類消費量が高まります。ゆえに、「低糖質食は世界人口を養えない。」といえます。

食の豊かな日本の食料エネルギー自給率は37%で、約6割を輸入していますが、食べられるのに廃棄している食品ロス量は30%です。もったいないですね。日本は先進国として、困っている国を援助する立場にあります。「いただきます、ごちそうさま。」の感謝とともに、視野をひろげ、健康と栄養バランスのとれた食事等について学んでいきましょう。

平田 治美

人間健康学部
健康栄養学科

役職・職階

准教授

専門分野

公衆栄養学

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