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2020年度2回目の
「松大生と学ぶ親子プログラミング教室」
が開催されました
総合経営学部 教授 室谷 心
松商短期大学部 教授 矢野口 聡
今年度2回目となる安曇野市教育委員会受託事業「松大生と学ぶ親子プログラミング教室」が、小春日和の11月15日(日)、安曇野市豊科交流学習センター「きぼう」で開催されました。
コロナ対策で3蜜を避け、広い教室2つを使った午前と午後の2回開講とし、午前の部は親子12組(子ども13人・大人12人)、午後の部が親子12組(子ども13人・大人11人)の参加者となり、前回「ゆりのき」会場の1.5倍の規模でした。
今回は、総合経営学部の室谷ゼミ生の担当で総合経営学科3年生10人が先生役とアシスタント役を務めました。MITが開発しNHKの「Why!? プログラミング」などでおなじみのScratchをつかったプログラミングです。Scratchを小学校ですでに使っている児童や一昨年のこの教室のリピータといった経験者も混じっていました。でも、ほとんどはプログラミングは初めてという参加者たちでした。
Scratchはブロックの組合せでプログラムを作るので、キー入力間違いの恐れはありません。でも、手の小さい低学年の児童にはマウス操作は容易ではありません。クリック、ダブルクリック、ドラッグアンドドロップ。慣れないマウス相手に参加者みんなが、がんばって楽しいゲームを完成させました。
1時間半と小学生にはちょっと長丁場でしたが、楽しくプログラムを完成させ、みんな満足そうに教室を終えてくれました。
今日の教材は、モグラたたき、ブロック崩し、シューティングゲーム、エアーホッケーでした。もちろんゲームを作るのが大切なのではありません。可視化したオブジェクトの動きや音は、反応の成否が明確で、小学生でも論理的な判断が容易です。作っているのは簡単な「お楽しみゲーム」ですが中身は接触判定やカウンター、分岐構造、メッセージ通信などの入った立派なプログラミングです。
小学生に教えることで、学生たちのプログラミングに対する理解は格段に深化しました。松本大学生に学修の良い機会を与えて下さった、安曇野市教育委員会関係者の皆様と参加親子の皆様に感謝申し上げます。