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オンラインで「遠山郷エコ・ジオパークフィールドスタディ2020」を実施

観光ホスピタリティ学科
専任講師 田開 寛太郎

9月4日からの3日間、オンラインを活用して、遠山郷エコ・ジオパークフィールドスタディを行いました。現地に出かけ実物でしか得られない体験(体感)がある一方で、遠山郷とバーチャルにつながり、どのように交流するかが大きな課題でした。

今回は、松本大学、東京農工大学、麻布大学の3校、飯田OIDE長姫高校、下伊那農業高校の2校、総勢23名(大学生12名、高校生11名)が参加し、オンライン学習と地域学習を組み合わせた非常にユニークなものとなりました。

本活動の趣旨についてはこちらのページをご覧ください。

1日目は遠山郷を知るための事前学習、2日目は4グループに分かれてフィールドワークを行います。また、地域の資源を魅せる手法、伝わる技術「インタープリテーション」について学び、3日目には地域成果発表会を開催しました。

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エコ・ジオ資源と人の営み(飯田市美術博物館 坂本正夫先生)

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地元猟師による地域循環への挑戦(益山勝人さん)

オンラインを活用したインタビュー調査では、大学生は自宅から、地域の方々と高校生は公民館からバーチャル空間へと一堂に会します。地域のキーパーソンが一人ひとりに語りかけるような、「事実上の」対面と変わらない状況の中で、インタラクティブに実感のこもったお話を伺うことができました。学生に地域のことを伝え、学生から問い返すといった、学生・地域の双方に、新しい学びのあり方が蓄積されることを期待しています。

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遠山郷の信仰と祭りへの理解を深める

(遠山霜月祭保存会長・飯田市文化審議員 針間道夫さん)

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過去の水害(二八災害)の被災経験を尋ねる
(上村上町地区に居住 前島衛さん、山崎紀男さん)

地域成果発表会の全チーム報告

地域成果発表会ではお互いが体験、調査してきたことを伝え合うことで、このフィールドスタディをより深いものにすることができました。

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災害と人の営み「地域防災の視点からみた遠山郷」

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信仰と人の営み「霜月祭はあくまで地域行事、暮らしの一部」

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地形・地質と人の営み「鳥の目になって見た下栗の大地と暮らし」

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自然の恵みと人の営み「遠山であんばまいか(遊びましょう)」

終了後には地域の方から、「普段当たり前にあるものだから気づけないこと、身近にいる人に今さら聞けないことを知ることができた。そこから今でも大事なことや活かせること、これからできることを学生や生徒と一緒に考えていけると良い。」、といった感想もいただきました。

初のオンライン開催の試みではありましたが、大学高校の教職員、飯田市職員、遠山郷の皆様のおかげでとても実りあるものとなりました。ありがとうございました。

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