(株)池の平ホテル＆リゾーツと連携協定を締結

8月6日、（株）池の平ホテル＆リゾーツと松本大学は、双方の展開する「出張型特定保健指導」と「ヘルスツーリズム」、「松大ヘルスプロモーション」など、健康づくり関連事業のさらなる発展を目指して連携協定を締結しました。同社と本学は、丁度10年前に協定を結び、同ホテルでの宿泊者に対する運動指導の実施と、そこでの学生への実習機会の提供といった形で、特色ある取り組みを進めてきています。それらは、たびたびマスコミに取り上げられ、広く知られているところです。

今次の協定締結は、そうした実績を踏まえた上で、両者の健康づくり関連事業をいっそう発展させることを企図したものです。「出張型特定保健指導」は、本学の所有する「体力測定車」を導入して対象者のいる企業などに赴き、搭載する機器類で測定した体力データに基づいた科学的指導を提供しようとするものであり、「松大ヘルスツーリズム」は、本学での体力測定や健康関連講義の受講、学生レストランでの昼食の提供など、本学の有する人材や施設・設備などを活かした他に例のない特色あるヘルスツーリズムを、主として都市部の高齢者を対象に提供することを計画しています。本学は、そうした事業について、地域健康支援ステーションが今春から進めている「松大ヘルスプロモーション」事業の一環として取り組みます。

協定調印式は、同社の矢島義拡代表取締役社長と本学の住吉廣行学長はじめ7名が出席して執り行われましたが、民放4社のテレビ局を含め多数のマスコミ関係者の取材もあるなど、私どもが構想している取り組みや事業に対する関心の高さをうかがわせるものでした。本格的な実施は来年度以降を見込んでいますが、現下のコロナウイルスの感染拡大状況を踏まえると、種々の困難も予想されます。とはいえ、両者ともに期するものがありますので、慎重かつ大胆に進めていきたいと考えていますし、その都度関連する情報を発信してくことも予定しています。乞うご期待ください。