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新たな滞在型健康リゾートをめざして池の平ホテルと本学が連携協定に調印

調印後、握手する矢島副社長(左)と菴谷学長

白樺湖畔にある大型リゾート施設 株式会社池の平ホテルと本学は、健康志向の観光事業の開発・展開を目的に連携協定の調印を結んだ。
 超高齢化社会の到来により、従来のファミリー向けプランに加え、高齢者向けの新事業を模索していた同社が、本学スポーツ健康学科がめざす"地域の健康増進"に矢島義拡副社長が共鳴したことに端を発する。単に運動機器などハード面を整備するだけでなく、学術・研究的に裏付けられた運動プログラムを作り、サービス提供することこそが、これからの「滞在型健康リゾート」の新しいかたちではないかと認識するようになった。そこで、スポーツ健康学科の根本賢一准教授に相談し、呼気ガス分析装置を使った診断プログラムや散策コースを利用したウォーキングメニューなどの開発に取り組み、2011年4月から本格的に宿泊客や特定健診に対応する企業等を受け入れるため、健康運動指導士の資格取得をめざす同学科の卒業生2名を採用することとなった。
 15日本学で行われた調印式で人間健康学部学部長の等々力賢治教授は、健康づくりに対し学術面を重視された点を高く評価し、アウトキャンパス・スタディ等の学生の実習先として活用させていただきたいと話すと、矢島副社長は、スポーツだけの枠組みに捉われず、栄養面や観光面など、本学が所有する分野をトータルに考え提携を深めたいと述べた。
 また、調印式に同席し、就職が内定している櫻井春奈さんは、「新しい事業に参画するのでワクワクしているが、その分、責任も自覚している。私は〈健康指導〉をするのではなく、お客様が笑顔で帰ってもらえるような〈健康支援〉をしていきたい」と力強く語った。 
 自然豊かな白樺湖畔から、新しいモデルの健康づくりが全国にどのように発信されるのか見守りたい。
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