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2025/12/16
  • 教育研究情報

教育学部 濱田 敦志准教授・守 元教授の共著論文が、国際学術誌『シュプリンガー・ネイチャー社会科学誌』に採択されました

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シュプリンガー・ネイチャー社会科学誌

本学教育学部学校教育学科の濱田敦志准教授と守一雄 元教授の共著論文「学校体育の知的度測定のための紙筆版潜在連想テストの開発と評価 (Development and Evaluation of a Paper-and-Pencil Implicit Association Test for Intelligence to Assess the Intellectual Image of Physical Education) 」が『シュプリンガー・ネイチャー社会科学誌 (SN Social Sciences)』に採択になりました。学校体育は、身体を使っての活動が中心となることが多いため、他の教科と違って「あまり知的でない」というイメージを持たれがちです。濱田准教授は、自身の体育の授業を通して、体育のこうしたイメージを改善する試みを続けてきました。

今回の研究では、集団式潜在連想テストの開発者である守一雄元教授と共同で、体育などの知的イメージを測定できる「集団式知的潜在連想テスト(iFUMIE Test: FUMIE Test for Intelligence)」を開発し、その妥当性と信頼性を評価しました。その結果、この新しい測定方法はいろいろな対象の潜在的な知的度の測定に有効であり、十分な信頼性も有していることが確認されました。世界に前例のないユニークな研究で、権威ある国際誌に掲載されることになったことは日本の学校体育研究として極めて有意義なことです。濱田准教授らは、このテストを活用して大学生における体育の知的イメージの変化を確認する研究を今後も続けていく計画です。

この論文が公刊されるのは数ヶ月先になりますが、プレプリントは下記サイトからご覧いただけます。

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