新着ニュース

2025/12/03
  • 教育研究情報
  • アウトキャンパス・スタディ事例

理科ゼミにおける地域活動への参加

〜準備をするということ〜

学校教育学科
教授 澤柿 教淳

澤柿ゼミでは地域の活動に参加させていただく機会をいただいていますが、参加させていただく当日だけでなく、それに向けて準備をする過程を仲間と共に過ごすことができることは、大変ありがたいことだと感謝しています。

具体的には、活動する内容にあわせてまず試作品を作成します。試作品ができあがったら、想定される参加者数分の材料を加工していきます。少ない時で30セット、多い時では100セットくらい作成することがあります。このとき、それぞれに役割を分担しながら安全第一で進めていきます。自分の作業に集中しつつも互いの存在を常に意識し認め合い励まし合うという場がうまれていきます。

同時に、これらの部品を手にするであろう子どもたちのことも気になってきます。この大きさで扱いやすいだろうか、角を丸くしておいた方が安全ではないだろうか、どんな色にするとよくなるだろうか、などと想像がふくらんでいきます。最後に荷物をパッキングする場面では、数を確認したり、丁寧に梱包したり、積み込む順序を工夫したりすることに気を配ります。

このような作業は、一見すると参加してくださる子どもたちのために取り組んでいるようですが、実はそれと同じくらい(もしかするとそれ以上に)自分達の楽しみになっているような気がします。一緒に活動できること、そのような機会を与えていただいていることに感謝しています。

pi20251203_003.jpg

pi20251203_002.jpg

役割を分担して多くの材料を加工する

pi20251203_001.jpg

部品の細部を整える

pi20251203_003.jpg

確認しながら梱包する

このページ先頭へ