教育学部授業「初等社会科指導法」で、財務省長野財務事務所主催の金融教育を実施（2025）

教育学部2年次の授業「初等社会科指導法」において、財務省長野財務事務所の皆さまをお招きし、金融教育の特別講義を行いました。

講義の前半では、我が国の財務状況について分かりやすくご説明いただき、国家財政の仕組みや課題を学生が具体的に理解する機会となりました。続く後半では、実践的なグループワークを実施。学生は3人一組となり、各グループに配布されたタブレットを用いて「100人の村」を題材に歳入・歳出を考えるワークショップに取り組みました。限られた資源をどう配分するか、公共サービスをどのように維持するかを議論する中で、金融教育の重要性を肌で感じる時間となりました。

この講義を通じて、学生たちは単なる知識の習得にとどまらず、教育現場に近い形で「社会科をどう教えるか」を体験しました。未来の教員として、子どもたちに金融リテラシーを伝える力を養う貴重な学びの場となったといえます。

松本大学教育学部では、今後も地域社会や行政機関との連携を深め、学生が実践的な教育力を身につけられる機会を積極的に提供してまいります。今回の経験が、学生の成長と未来の教育現場に大きな力となることを心より期待しています。