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2025/10/06
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アーリーエクスポージャー(早期体験学習)の実施
~保健センターで働く行政管理栄養士の活躍の場を見学~
健康栄養学科
助手 福岡歩美
健康栄養学科1年生の希望者を対象に、長野県東筑摩郡にある山形村保健福祉センター(いちいの里)と朝日村役場(朝日村中央公民館)にてアーリーエクスポージャー(早期体験学習)を実施しました。今回は夏季休暇期間を利用して、各所で実施されている健康相談や乳幼児健康診査(以下乳幼児健診)を見学させていただきました。山形村へ2回、朝日村へ2回の計4回参加させていただくことができ、参加学生の合計は15名でした。
山形村や朝日村では、それぞれの健康相談や乳幼児健診で対象者となる月齢・年齢の対象者全員にすべての専門職による個別介入がなされ、きめ細かな指導が実施されています。学生は健康相談や健診の流れ、栄養相談、歯科相談、事後カンファレンスの様子を主に見学させていただきました。管理栄養士をはじめ、保健師や歯科衛生士などの専門職が互いに情報を共有しながら健診を進めていくことで、住民に寄り添ったサポートを行うことができると実感できた様子でした。
<参加した学生の感想>
- 地域における栄養支援の重要性を強く実感した。
- 管理栄養士の知識を活かせる場だと思った。
- 保護者が抱える不安や疑問に丁寧に寄り添いながら栄養学的根拠に基づいた助言をしている姿は専門職としての責任と役割を強く感じさせられた。
- 子ども一人ひとりの成長に合わせたきめ細やかな対応が求められており単に知識を伝えるだけでなく相手の状況を理解し共感する姿勢が大切であると学んだ。
- ひとりひとりの話を聞いて状況を整理しアドバイスや提案をしていて、臨機応変に対応する力が必要だと感じた。
- 保護者に寄り添いながら栄養指導している姿や子供達の成長の多様性を間近にみられたのが印象的だった。
アーリーエクスポージャーを通じて、専門科目をまだ本格的に学ぶ前から現場に触れ合えることは、学生たちにとって良い刺激になっていると感じます。今後の学生生活が有意義なものになるよう、今後も活動していきたいと思います。