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青少年のための科学の祭典2025伊那大会にチーム松本大学で参加

総合経営学科長
教授 室谷 心

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2025年8月7日(木)信州大学農学部で開催された、「青少年のための科学の祭典2025伊那大会」に、教育学部と総合経営学部の学生たちが「チーム松本大学」として参加し、一つの教室に4つのブースを開き子供たちに科学の面白さを伝えました。

「青少年のための科学の祭典」は、科学的思考を身につけた真に創造性豊かな人材を育成することめざして、公益財団法人 日本科学技術振興財団が主体となって平成4年以来毎年全国各地で開催されているイベントで、理科や数学あるいは科学技術といった分野の実験や工作を一同に集めて来場者に楽しんでもらう祭典です。長野県では毎年信州大学が5キャンパス持ち回りで開催していて、今年は上伊那郡南箕輪村にある農学部キャンパスが会場で、842名の方にご来場いただき大盛況のうちに終了いたしました。

松本大学からは、昨年に引き続き今年も教育学部の澤柿教授、観光ホスピタリティ学科の入江教授、総合経営学科の室谷教授と矢﨑教授の4グループで参加しました。

教育学部の澤柿グループは「南極へGO」のタイトルで、紙粘土を使ったペンギンの足跡レプリカ作りと坂道をヨチヨチ下るペンギン型2足歩行模型の作成2種類のブース出展でした。澤柿ゼミの学生7人が2つのブースを分担し、足型の「レプリカ作成や2足歩行模型の作成を指導しました。実際に南極に行った澤柿先生の体験に基づく"本物"の南極ネタで、用意していた整理券も早々に配布終了の大人気でした。

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観光ホスピタリティ学科の入江グループは、入江先生とゼミの学生3人が「地震に強い家はどんな家」というテーマで参加しました。子供たちは昨年の能登半島地震の映像などで地震で家が壊れる仕組みを学習。続いて学生たちの指導でペーパークラフト風の模型「紙ぶるる(名古屋大学が開発)」を組み立てました。X字型の「すじかい」を入れることで、地震で揺れても建物が壊れにくくなることを実感していました。南海トラフ地震などの地震災害が懸念される中、保護者の方々も子供たち以上に熱心に取り組んでおられました。

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総合経営学科の矢﨑グループは「私の目に狂いはない というのはほんとうだろうか?」というタイトルのブースで、視野中の観測不能点である盲点の存在とその位置の情報を脳が保管することを体験する実験と、錯視図の解説を矢﨑ゼミの学生2人が行いました。参加してくれた子供たちは実際の世界と見え方との違いに興味津々でした。また、盲点については、運転中の注意の払い方や犯罪事件の時の目撃証言との関係に話題が広がり、特に引率のご父母の皆さまに好評でした。

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室谷グループは今年は「みんなのプログラミング」ブースで、高校の「情報」教員を目指す学生たち5人がScratchを使ったプログラミング教室を開きました。公開イベントでの入れ込み形式での講座で、受講者の年齢も経験もまちまちという普段の教室とは違った難しい状況下でしたが、学生たちの頑張りの成果で好評のうちに参加者みんながプログラムを完成し、満足そうに帰って行きました。プログラム完成の参加者へのご褒美の金メダルシールはこの日一日の講座で33枚の発行でした(参加者数33人)。

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松本大学の学生たちが開いた4つのブースはどれも大好評で、学生たちはブースの開店から閉店まで、次から次へと訪れる親子への対応で大忙しでした。

ブースを訪れて下さった多くのご家族の皆さまに御礼申し上げます。また、学生に発表の機会を与えて下さった、「青少年のための科学の祭典」2025 伊那大会実行委員会の皆さまに感謝申し上げます。

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