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松本市歴史の里見学会を実施しました

観光ホスピタリティ学科
専任講師 脇園 大史

2025年7月18日、脇園ゼミでは松本市立博物館の分館の1つである、松本市歴史の里の見学会を実施しました。歴史の里で活動されている市民学芸員「あゆみの会」の方によるガイドの下、国重要文化財旧松本区裁判所庁舎をはじめ敷地内に移築された近世近代の文化財建造物を見学しました。

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旧松本区裁判所庁舎

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木下尚江生家

見学後には、担当学芸員ならびに市民学芸員のお二人との懇談の時間を設けていただきました。学生からは、建物内の建具や敷地内の植栽など幅広い観点から質問が飛び出したものの、すべて丁寧にご回答をいただき、学び溢れる充実した時間となりました。また、文化財建造物の維持管理やそれに要する予算の問題など、博物館運営の現実と難しさについてもご教示いただきました。

ディスカッション後半には、若い世代が歴史の里を訪れるために必要な取組について学生から意見が相次ぎ、積極的な情報発信が求められる点が指摘されたほか、旧松本少年刑務所独居舎房や工女宿宝来屋を活かした体験型アクティビティといった今後に向けたアイデアも数多く出ました。

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学芸員・市民学芸員のお二人からお話を伺う

お話を伺ったお二人からは、学生から出たこれらのアイデアを前向きに検討するとともに、そうした企画へ学生が積極的に加わってくれれば嬉しいとの大変ありがたいお言葉を頂きました。

脇園ゼミでは、今回のご縁を大切にしながら、歴史の里における活用事業への学生参画に向けて検討を進めていく予定です。末筆ながら、お忙しいところお時間をいただいた学芸員の須永様、市民学芸員の佐藤様にはこの場をお借りして厚く御礼申し上げます。

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