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2025/07/01
- 教育研究情報
宿泊経営特別講義_第1弾「高付加価値でエコロジーなお宿:扉ホールディングスの戦略」
観光ホスピタリティ学科
教授 益山 代利子
「宿泊経営」の授業にて、扉ホールディングス株式会社取締役社長齊藤忠政様と奈良成章様をお招きして、お宿の取り組みと観光についての講義をご提供いただきました。
扉ホールディングスは、松本市に拠点を置き、扉温泉明神館、松本丸の内ホテル、フレンチと和食のヒカリヤ、古民家を再生したSatoyamaVillaなど多岐にわたり地元に拘り続けてきた企業です。フランス発祥のルレ・エ・シャトー*に加盟し、美食を追求しながらも地元の生産者との関わりを大切にした食材や伝統野菜を利用しています。加えて、施設の建材リサイクルなども行い、独自のエコロジー理念に基づいた経営を実践しています。
(*1954年に発足された一流ホテル・レストランの加盟団体)
「宿泊経営」の授業では、これまで宿泊産業に特化したマーケティング、人的資源管理、旅館業法など多岐にわたり宿泊業の基礎を学んで来ました。今回の特別講義では、事例研究として、松本に基盤を置きながら国際評価を得るための工夫を長年にわたって続けられてきた扉ホールディングスの経営戦略について詳しくお話いただきました。外資系ホテルや国内のチェーンホテルが全国に展開する中、地元との関わりを大切にし、「住み続けられる地域」「訪れる前に、住んでよし」のまちづくりに貢献する経営に感銘を受けました。
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