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湧水を巡るフィールドワーク
学校教育学科
教授 澤柿 教淳
2025/12/5掲載記事に引き続き、黒部川扇状地を舞台とした理科ゼミの活動2日目。本日の講師として地元の博物館でご活躍のB先生を新たにお迎えしました。さっそく一緒にこの地域を歩いて巡ることになりました。
歩き始めてすぐに、至る所で豊富な湧水がでていることに気づくと同時に、いくつかの疑問も抱き始めました。例えば、なぜここ周辺に湧水が出てくるポイントが集まっているのか、一つのポイントであっても右と左で湧き出る水の量が明らかに違うのはなぜか、など。その答えを導くべく、もう少し周辺の様子を歩いて回ることにしました。そうしているうちに、さらに不思議な事象にも出会いました。例えば、海側から山側に向かって流れる用水があること、流れが途中で変化している一本の用水があること、などなどです。謎はどんどん深まっていきます。
その解明の大きなヒントとなったのは、講師の先生方からそれぞれのポイントにおいてタイミングよく提示される周辺の地形図や歴史的資料の数々でした。また、昨日に扇状地を巡った経験やその時に得た情報なども自ずと想起されてきます。それらを互いに調整したり統合したりするうちに、先述のような事象(右と左で湧き出る水の量が違う事象や、海側から山側に向かって流れる用水があること等)を説明できることを学びました。
こうした活動を通して、次第に黒部川扇状地の特徴や歴史的な背景の一端に触れることができたように思います。本活動に参加した学生からは「実際に歩いているうちにどんどん疑問がでてきて、それを少しは解決できた手応えも得られて、主体的に学ぶということはこういうことかと実感した」、「みんなで、こうだろうかああだろうかと予想したり図に書いたりしたことでより議論が深まった」、「地元の地形や歴史的な成り立ちにも興味が湧いたので調べてみたい」などといった感想が聞かれました。
本研修会において現地にてご指導くださいました両先生方に心よりお礼申し上げます。
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湧水ポイントで出会った地域の方々へのインタビュー
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海側から山側に流れる用水
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流れが途中で変化している用水
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