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国際観光特別講義「大阪・京都における学生ガイドが活躍する訪日外国人向けアドベンチャーツーリズムの実践」
観光ホスピタリティ学科
教授 益山 代利子
12月4日の国際観光の授業で、合同会社Japan Exploration Tours Jin仁の経営者、藤本賢司様による「大阪・京都における学生ガイドが活躍する訪日外国人向けアドベンチャーツーリズムの実践」と題する特別講義が行われました。ゲストスピーカーの藤本様は、大手旅行会社勤務の後、インバウンド観光客向けのガイドツアーを手掛ける会社を立ち上げ、京都や大阪在住の大学生と共に英語によるガイドツアーを実践されてきました。
ガイドツアーの内容は、京都の名所見学や自転車での案内、お茶屋さん遊び、夜の大坂グルメツアーなど、普段から住み慣れた学生ならではの始点で英語を使って案内をするものです。お客様の中には、案内料の他にチップを下さる外国人旅行客もおり、英会話を日常的に使いたい学生には有難いアルバイトとなっており、三方よし(お客様、スタッフ、地域)のWin Winなツアーを提供しています。「京都のガイド留学」として、英語好きな学生には大変魅力的な就業体験となっています。
また、独自に組み立てたツアーは、OTA(Online Travel Agent)を通して広く海外に宣伝してもらいます。初期投資が不要であり、OTAがプロモーションをしてくれるという利点に加えて、参加されたお客様の声を宣伝に活かしています。国際観光を学ぶ本学の学生にとって大変有意義な講義となりました。また、講義終盤には、旅行産業経営塾のOBの皆さんとの質疑応答もあり、旅行業界の経営についての示唆もいただきました。
【学生の感想】
特別講師の話を聞いて、外国人旅行客の満足度を上げることの大変さを知りました。ガイドもその土地や街、歴史、文化を良く知らないと良いおもてなしができない。故に、ガイドさんも日々勉強しなければならないのだろうと感じた。定番の観光地だけでなく、現地の人が本当にお勧めしたい場所を紹介することで、満足してリピートにつながっているのではないかと思った。
リアルな現場の声やエピソードはどれも興味深く、実際にその情景が浮かぶような楽しいお話だった。また、現在のインバウンド事情など、現場でしか知りえないことを教えていただきとても勉強になりました。ガイドに求められるのは、英語力のみではなく、会話力や臨機応変に対応できる力も求められていることが分かりました。
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