新着ニュース
- 教育研究情報
- イベント情報
松大生と学ぶ親子プログラミング教室、
2024年度も大盛況のうちに終了
総合経営学科 教授 室谷 心
松商短期大学部 教授 矢野口 聡
安曇野市からの委託事業として松本大学が実施する「松大生と学ぶ親子プログラミング教室」を安曇野市内で開催いたしました。この教室は2017年より毎年この時期に開催しているもので、8回目の今年は10月26日(土)、27日(日)、11月9日(土)、10日(日)の4日間、市役所の4階大会議室を仕切った2教室(各教室最大親子10組)で行いました。本学の"学生"が子供たちにプログラミングの楽しさを"教える"という企画で、今年は4日間で約100組(参加児童101人、アンケート枚数99枚)の親子に教室に参加していただきました。
教室では、松本大学総合経営学部室谷ゼミと松商短期大学部矢野口ゼミの学生たちが先生役となり、参加親子の皆さまにプログラミングを教えました。
使用したのは、ブロックを組み合わせてプログラムを作るScratchで、初めて参加した低学年の子供たちから既にプログラミング経験のある子供たちまで、さまざまなレベルの児童が参加しました。参加者の約半数が2年生以下の低学年生で、中には兄弟での参加や父母お二人が付き添う熱心なご家庭も見られました。毎年恒例の教室ということもあり、学生たちよりもベテランの「リピータ親子」の姿もありました。
毎年、教室で使用する教材冊子は学生たちが作成していますが、「どうやったらわかりやすく面白い内容になるのか」を考えながら工夫を凝らしています。今年は例年に比べ、プログラムのサンプル数が増えるなど内容が充実しているように見えました。学生たちは、子どもたちの反応をみながら講師役、アシスタント役それぞれの役割を全うしようと一生懸命に講座を進めていました。学生たちにとって、相手の立場を考えながら教えることは貴重な学びの経験となり、将来に役立つスキルを磨く機会となりました。
教室では、子どもたちが最終的に作り上げたゲームを、家族と一緒にプレイして自慢げに楽しんでいる姿が印象的で、この教室の目的である「プログラミングの楽しさ」を伝えることが、参加した親子にしっかりと届いたことを感じました。また、「帰ってから家で家族に見せて自慢して、さらに続きをやって欲しい」という思いから、参加者の皆さんには教材の冊子とアカウントをお土産として持ち帰っていただきましたが、ご家庭でも楽しみながら、プログラミングの腕を上げてもらえることを期待しています。
安曇野市の関係者の皆さま、そして何よりも参加してくださった親子の皆さまに、心より感謝申しあげます。