長野県自閉症協会中信地区自閉症こぶしの会「ケ・セラ　コンサート」が行われました

2024年10月13日（日）に長野県自閉症協会中信地区自閉症こぶしの会主催「ケ・セラ　コンサート」が本学にて開催されました。本学からは、教育学部「教育実践特講Ⅳ」の受講生5名が授業の一環として、ほか教育学部生7名がボランティアとしてコンサートの開催に協力しました。また、信濃むつみ高校の生徒・卒業生5名もボランティアの方々と参加いただきました。

当日は、50名ほどの参加者があり、コンサート開始までは学生が準備したゲームや遊び場などで学生も関わりながら一緒に遊んだり、ゲームをしたりする時間があり、子どもたちは夢中になって遊んでいる姿が見られました。

ケ・セラは、障害のある皆さんが音楽や芸術活動を職業として活動しているNPO法人で、楽器演奏の練習も毎日の仕事になっています。楽団の皆さん自身が演奏を楽しんでいることが伝わってきて、会場全体も笑顔がたくさん見られ、楽しさが溢れているコンサートでした。学生も子どもたちの支援とともに、一緒にダンスを楽しむ姿も見られ、「楽しい時間を過ごせました」といった感想が聞かれました。

参加者の方からは、「普段は新しい場所だとソワソワして楽しめないことが多いのに子どもが楽しそうに遊んでいる姿が見られてほんとに良かった」と学生が安心できる状況を作ってくれていることへの感謝の言葉もいただきました。

参加した本学学生からは、「障害の有無に関わらず誰もが楽しめるコンサートに参加することができて本当に貴重な経験になった」「一人ひとりにあった環境を提供することの大切さを学んだ」といった感想もあり、多くのことを体験し、学ぶ機会になったようです。

大学としても、このようなコンサートを本学を会場に開催できたことや学生もコンサート開催に協力できたことは、本学の目指すビジョンである「地域貢献」や「地域社会に貢献できる人材の育成」にもつながるものであり、今後もこのような機会を大切にしていきたいと思います。