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アーリー・エクスポージャー(早期体験学習)の実施
~行政で働く管理栄養士の姿「母子保健事業」の実際を見学~
健康栄養学科
助手 福岡 歩美
健康栄養学科1年生の希望者を対象に、長野県東筑摩郡山形村保健福祉センター(いちいの里)と朝日村役場(朝日村中央公民館)にてアーリー・エクスポージャー(早期体験学習)を実施しました。今回は各所で夏季休暇中に実施された2歳児健康相談、乳児健康診査、幼児健康診査を見学させていただきました。山形村へ3回、朝日村へ1回の計4回参加させていただくことができ、参加学生の合計は22名でした。
山形村や朝日村は、それぞれの健康相談や健康診査(以下、健診)で対象者となる月齢・年齢の乳幼児の数が比較的少ないこともあり、すべての専門職による個別介入がなされ、きめ細かな指導が実施されています。学生は健康相談や健診の流れ、栄養相談、歯科相談、事後カンファレンスの様子を主に見学させていただきました。専門職が互いに情報を共有しながら健診を進めていくことで、それぞれの専門性を活かし、住民に寄り添ったケアを行うことができると実感できた様子でした。
<参加した学生の感想>
・管理栄養士が働く場として、保健センターがあることを知ることができてよかった。幼い子供と関わる仕事がしたいと思っていたため嬉しかった。
・栄養指導は、保護者の方の話を聞いてそれぞれ違った状況をその場で考えてアドバイスをするという、やはり難しそうで経験が重要になってきそうなことだなと感じた。指導を重ねること、栄養学の知識の更新と学習を怠らないことの必要性を感じた。
・連携プレーが凄かった。自分も将来どんな職に就いてもコミュニケーションや職場の人との関わりを大切にしていきたいと改めて思った。
・働く皆さんの暖かい雰囲気のおかげで、お母さんもリラックスして相談出来ている様子をみて、地域のみんなで一緒に子育てをしていて素晴らしいなと思いました。
・育児をするお母さんたちに寄り添って、親身になって相談に乗る保健センターの方々を見て、母子共に健康であるためにとても大切な役割を果たしておられると身に染みて感じ、素敵な職業だと改めて実感した。
アーリー・エクスポージャーを通じて学生それぞれが学びを深めている様子を感じることができ、私たち教員にとっても嬉しい限りです。今後の学生生活が有意義なものになるよう期待します。