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アーリー・エスクポージャー(早期体験学習)の実施
松本市東部給食センター
健康栄養学科
助手 福岡 歩美
2024年5月に健康栄養学科の1年生の学生が松本市東部学校給食センター(松本市大字原7番地1)で、アーリー・エスクポージャー(早期体験学習)を実施しました。15日(水)にはAクラスのうち27名、22日(水)にはBクラスのうち27名が参加しました。
アーリー・エクスポージャーとは、入学後のできるだけ早い段階で、医療や福祉、行政や教育等の現場にて様々な方たちとの交流を通して、職業に対する使命感や大学で学ぶモチベーションを高めることを目指したプログラムのことです。1年生を対象に様々な職業体験を行うことができる、健康栄養学科の特色ある活動となっています。
初回は松本市東部学校給食センターに行きました。一日当たりの食数が約7500食で、松本市内18校(小学校11校、中学校7校)の給食を担っています。当日は学生を1班・2班に分け、DVD鑑賞(施設の概要)と施設見学(給食室等)を実施しました。
その後は、栄養教諭・学校栄養職員の先生による、「学校給食の仕事」に関する講話を拝聴しました。講話では、学校給食の仕事(栄養教諭)は、主に衛生管理、給食管理・献立作成等についてお話しいただきました。特に大量調理の現場は衛生管理の徹底や予算管理など多岐にわたり、日々緊張感の連続であること等が語られ、学生時代にしっかりと学ぶことの重要性が強調されました。
また、ご講演いただいた栄養教諭の先生から、現在担当の小学校(小学4年生対象)での栄養教育の実際についてもご紹介や、栄養教諭・管理栄養士として周囲から期待されていることとして、専門家であること、人へ伝えることの大切さについてもお話しいただけました。終了後には学生から「この経験を学生生活や将来に繋げたい」「専門知識だけでなく、コミュニケーション能力なども身に付けて行きたい」等、多くの声をきくことができました。知識のみならず、人間力も育むことの大切さを学生自身が自らの肌で感じることができたとても有意義で実りのある機会となりました。
入学して3か月、このアーリー・エスクポージャーが、充実した学生生活と将来の夢を実現する一助となることを期待します。