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2024/04/17
  • 教育研究情報

2024年度オープンキャンパス体験型ミニ講義「『とける』が『みえる』

学校教育学科
教授 澤柿 教淳

2024年度オープンキャンパスがスタートしました。学部・学科説明や入試相談はもとより、キャンパスツアーや学食ランチ体験(無料)等、さまざまなプログラムをご用意しております。

教育学部では、体験型ミニ講義「『とける』が『みえる』」と題して、小学校第5学年理科「もののとけ方」の学習における観察・実験に取り組みました。ただ、教科書に載っている観察・実験とはちょっと違います。

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今回準備した各種実験道具の一例

冒頭、参加者から「氷がとける」という発言がありましたので、さっそくアイスモールド上で氷が溶ける様子を体験し熱伝導について触れました。併せて南極の氷を提示し通常の氷と比較しました。その後は、水溶液のようで水溶液ではないような「コロイド溶液」を取り上げて改めて捉え直す場を設けたり、水溶液の均一性を示す教材開発の一例をVTR等で視聴したりしました。

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プログラミングで簡易的に制御された水槽

最後に、ノーベル賞受賞者が小学生の頃に実際に取り組んだという実験を再現して取り組みました。途中、参加者の発言を契機に予定になかった実験にも取り組む場面があり、参加者のみなさんと共にその現象を楽しみました。

松本大学には、小中学校の理科室を再現した模擬教室があります。天井には手元を映し出すカメラやプログラミングで簡易的に制御できる水槽などもあります。実際の講義の中では、時には先生の立場になったり、児童生徒の気持ちになったりして、子どもにとっての「学びがい」はどう生まれるのかといったことについて互いに議論を深め合いたいと考えています。

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