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スポーツ健康学科がNSCA資格認定校に承認されました
スポーツ健康学科
専任講師 伊藤 真之助
2025年4月より、本学人間健康学部スポーツ健康学科では、アメリカ合衆国に本部を置くNSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会)が発行する資格であるCSCS(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)並びにNSCA-CPT(認定パーソナルトレーナー)資格認定校として承認されました。
NSCAとは National Strength and Conditioning Associationの略で、ストレングストレーニングとコンディショニングに関する国際的な教育団体として1978年に設立されました。現在では世界88の国と地域において60,000人以上の会員を有する会へと発展し、現場と研究の架け橋の役割となる情報を発信し続けている団体です。
NSCA認定資格(CSCS及びNSCA-CPT)の認定は北信越地区では4校目、CSCS認定は県内で唯一となります。資格取得を目指し学修していく中でアスリートの競技力向上はもちろん、幅広い年代の傷害予防や健康増進に向けて活躍できる人材育成を目指していきます。
インタビュー NSCA認定資格を取得し、社会で活躍する卒業生

一般社団法人MOSC メディカルフィットネスAlcurar 勤務
東 良道さん
スポーツ健康学科 2015 年度卒業
Q : NSCA認定資格は、現場等においてどのように活きていますか?
A : NSCA認定資格を取得したことにより、アスリートのトレーニングを組み立てる中で、適切な種目、負荷、頻度、休息などを医科学的に考えられるようになりました。
Q: その他の資格を取得したことで、現場で活きた経験があれば教えてください。
A : NSCA-CSCS(認定パーソナルトレーナー)取得後に、日本スポーツ協会アスレティックトレーナーをさらに取得したことで、現場において医師や理学療法士らとのコミュニケーションが円滑になり、疾患を有するクライアント様に対しても適切なトレーニングを提供することができています。
Q : 大学時代の学びは、現在どのように活きていますか?
A : 大学時代は現場実習に多く参加させていただきました。実習では集団指導が多くあり、人前で話す能力や伝え方を身につけることができました。また、学内で講義を受講するだけでなく、実際の現場に出て学ぶことがとても大切であると感じました。

宮川 拓也さん
スポーツ健康学科 2016 年度卒業
Q : NSCA認定資格は、現場等においてどのように活きていますか?
A : 現在はメディカルスタッフとして、スポーツチームのトレーナー業務に携わっています。チームにはフィジカルコーチがいるため、実際にストレングストレーニングの指導を私自身が行っているわけではありません。しかし、選手のコンディショニングやウエイトトレーニングのアドバイス、ジムでリハビリを行う選手のトレーニングなどにおいてNSCAの知識が役立っています。
Q : その他の資格を取得したことで、現場で活きた経験があれば教えてください。
A : 私の取得したCSCSは、NSCA認定資格の中でもスポーツ分野だけでなく、一般の方々も対象にトレーニング指導などを行える強みがあります。一方で、誰かを治療するという点においては専門ではありません。そこで、トレーニングやコンデョショニング指導にプラスして、治療ができる専門家を目指すことで、幅がより広がると考えました。実際に、鍼灸師やあん摩マッサージ指圧師という治療家の資格を取得することで、携わることができる分野がさらに広がりました。
Q : 大学での学びは、現在どのように活きていますか?
A : 大学時代に学んだ知識や経験は、卒業後の現場指導、私の場合は高齢者の運動指導において、すぐに活かすことができました。健康づくり・予防という大きな枠組みではありますが、大学で学んだ基礎知識を持っていたことにより、西洋医学だけでなく東洋医学という分野にも興味を持つことができ、予防という概念を持ったトレーニング指導や治療を行うことができています。
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