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愛知県武道館で開催された第17回全日本テコンドー選手権大会に出場しました
健康栄養学科
准教授 矢内 和博
名古屋市で開催された、第17回全日本テコンドー選手権大会にテコンドー部より2名の選手が出場しました。女子-46kg級へ東日本予選3位、全日本学生選手権3位で出場権を獲得した小野里帆純(松商短期大学部2年)と女子+73kg級へ昨年度覇者で出場権を獲得済みの前原愛莉(健康栄養学科2年)が出場しました。
今大会は、来年度開催されるパリオリンピックのアジア大陸別予選日本代表選考会への出場権がかかった重要な大会となりました。前日計量から異様な緊張感が漂い、強豪選手の棄権も相次ぎました。本学の両選手ともに、無事前日計量をクリアしました。
テコンドーは、階級競技であるため自身の体重コントロールも大変重要になります。計量では、規定の体重より多くても少なくても失格となってしまいます。また、今大会はJADA(日本アンチドーピング機構)の指定大会にもなっており大会前より食事等にも大変気を遣いました。大会当日のランダム計量もクリアし、いよいよ試合に正式エントリーとなります。(無理な減量から選手を守るため公式大会では前日と当日の2回計量が行われます)
女子の激戦区-46kg級に登場した小野里は、強豪明治大学の選手が相手となります。1回戦を突破すると最年少(高校生)で世界選手権3位の実力者でパリオリンピック最有力候補の岡本選手と対戦となります。1Rから果敢に攻め立てる小野里は、モントン(中段)オルグル(上段)と立て続けに連続蹴りを決め5-3で1Rを勝ち取ります。(2R先取した選手が勝利となります)
2Rは、どうしても取り返したい明治大学の猛攻を受けますが、ポイントを取っては取り返されのシーソーゲームで7-8の僅差で2Rを落としました。勝負の行方は運命の3Rへ。果敢に攻め立てる明治大学を上手くかわし、カウンターを決め残り20秒の時点で5-0。勝利は目前でしたが、残り3秒で逆転を許してしまい5-7で惜敗しました。練習日が毎日ある強豪明治大学に互角以上の戦いをしてくれました。
参加人数の少ない女子-73kg級へエントリーした前原は、対戦相手の棄権により優勝が決定。昨年度に続き、2連覇となりました。前述しましたが、テコンドーは2回の計量をクリアしなければエントリーが認められません。ハイレベルな大会ほど棄権者も多い競技となります。
これにより前原は、パリオリンピックアジア大陸別予選日本代表選考会への出場権を獲得しました。今大会で、複数名の選手が全日本選手権へエントリーできた事、オリンピックの代表選考会の出場権を獲得できた事、共に創部以来初めてとなります。
部員全員が、大学からテコンドーを始めた初心者で、昨年度より公式戦へのエントリーを10年振りに再開しました。週に2回の短い練習の中、大学の練習や所属道場での練習、自主練習を重ね実力以上の成績を残す事ができました。オリンピックへの道のりはまだまだ遠いですが、2026年には名古屋でアジア大会が開催されます。今大会にも愛知県の担当者が視察にきておりました。少しでも選手選考に絡めるよう部員一丸となり頑張っていきたいと思います。大学関係者の皆様の応援が力になりました。いつもありがとうございます。
部員は随時募集中です。基本的には楽しくエンジョイテコンドーを行いながら希望者は公式戦等の大会参加も可能です。ご興味ある方のご連絡お待ちしております。
小野里選手1回戦
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