健康科学研究科大学院生の清水純也さんが、日本宇宙航空環境医学会大会で最優秀論文賞を受賞

2023年11月に岐阜市内で開催された第69回日本宇宙航空環境医学会大会において、清水純也さん（大学院 健康科学研究科 博士後期課程2年）が最優秀論文賞に選出され、受賞講演を行いました。

運動した時の骨格筋がどう反応するかは人によって大きく異なりますが、この研究ではその個体差が作られるメカニズムが示唆されました。宇宙での長期滞在は極限的な運動不足状態となり、地上での寝たきりと似ています。個体差発生の仕組みを応用することで、寝たきりや要介護状態を改善できる運動方法や医療の開発につながることを期待します。

本件に対して、清水さんは「研究成果を高く評価していただき、大変光栄に思う。自らの研究が宇宙医学領域に貢献することとなり、嬉しい。今後も有益な報告ができるよう、研究に精進していきたい。」と述べました。

受賞演題：Exercise-induced histone H3 trimethylation at lysine 27 facilitates the adaptation of skeletal muscle to exercise in mice
著者：Junya Shimizu, Fuminori Kawano