新着ニュース
- アウトキャンパス・スタディ事例
アーリー・エスクポージャー(早期体験学習)を実施
松本市東部学校給食センター
健康栄養学科
助手/管理栄養士 福岡 歩美
健康栄養学科の1年生の学生が松本市東部学校給食センターで、アーリー・エスクポージャー(早期体験学習)を実施しました。7月5日(水)にはAクラスの36名、7月12日(水)にはBクラスの35名が参加しました。
松本市東部学校給食センターは、一日当たりの食数が約7,500食で、松本市内18校(小学校11校、中学校7校)の給食を担っており、給食業務は、栄養士 5名(栄養教諭・学校栄養教員3名、アレルギー対応食担当2名)、調理員 60名程度で行っていました。
当日は学生を1班・2班に分け、DVD鑑賞(施設の概要)と施設見学(給食室等)を実施しました。その後は、栄養教諭・学校栄養職員の先生による、「学校給食の仕事」に関する講話を拝聴しました。
講話では、学校給食の仕事(栄養教諭)は、主に衛生管理、給食管理・献立作成等についてお話しいただき、特に衛生管理・給食管理は、異物混入や食中毒、発注ミスが無いように日々緊張感の連続であること等が語られ、学生時代にしっかりと学ぶことの重要性を強調されていました。
また、現在ご担当の小学校(小学4年生対象)での栄養教育の実際についてもお話しいただきました。残食が多くて困っている状況から、"SDGsを交えながら残食を減らせるような話をしてほしい"との学校側からの要望に対して、実際に行われた講話を紹介していただきました。
最後に、栄養教諭・管理栄養士として周囲から期待されていることとして、専門家であること、人へ伝えることの大切さについて述べられ、今後の未来を担う学生たちの今後の成長を期待しつつ講話を締めくくられました。講話後には学生から質問が投げかけられる場面もあり、有意義で実りある機会となりました。
学生からは「これからの勉強のモチベーションとなった」「たくさんの人の健康を支えられる管理栄養士を目指して頑張りたいと思った」「自分の将来を決める選択肢として今後も視野を広げていきたい」「栄養教諭の資格を取りたいという気持ちが一層強くなった」といった声を多数聞くことができました。
入学して三か月、このアーリー・エスクポージャーが、充実した学生生活と将来の夢を実現する一助となれば幸いです。