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2024/02/20
  • アウトキャンパス・スタディ事例

NPO法人Peer Do主催「大学生によるデートDV予防出前授業 In Osaka」に、今年も教育学部の学生たちが参加

学校教育学科
准教授 下山 惠子

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2024年2月13・14日に、教育学部下山ゼミでピア・サポート・トレーニングを受けた学生たち7名(3年生3名・2年生4名)が、関西の大学生たちと、大阪府下にある門真第七中学校・東百舌鳥高等学校で、デートDV予防出前授業(NPO法人Peer Do主催)を実施しました。

この出前授業では、『デートDVとは何かを知ってもらうこと』、そして『どうやって友だちからの相談を聴くか、アドバイスするかを考える』ことをねらいとしてしています。

学生たちは、事前研修では、初対面となる関西の大学生たちと共に、すぐに打ち解け、関西弁でのロールプレイにもチャレンジし、和気藹々と学びを深めました。

学生たちのロールプレイを見た生徒さんから、「可哀想...」という声や、また「俺の彼女もDVしてるんかな...」という言葉に、「やめてって言いやあ」と返す生徒さんがいたりと、デートDVについて自分ごととして受け止め、考える姿が見られました。そして授業後の感想には、「自分には縁のない話だと思わない方がいいなと思った。」、「自分が知らぬ間に、傷つけているかもしれない。」、「友だちに相談を受けた時、どういった言葉をかけてあげるかを知れたことが一番勉強になった。」といった感想が多く寄せられました。

実施校の先生方からは、「生徒の状況をよく見ながら、進めている姿に感心して見せてもらった。」、「前向きに興味津々で、普段、手をあげない生徒が発表する姿が見られた。」、「恋愛進行形の学生さんたちの語りが素晴らしく、生徒の心に響き、教員ではできない学びの機会になった。」など多くのお褒めの言葉をいただきました。

授業を終えた学生たちからは、「私たち大学生が、デートDVの恐さや原因を伝えることの意味を改めて考える機会になりました。」、「人を守る、救えると教えることの責任とやりがい、楽しさを感じ、この実践だけで終わるのではなく、これからも何かに繋げたい。」、「初めて知ること、周囲の人々の考えから学ぶことが多く、自分の考えを改めるきっかけになった。」、「私は、自分を大切にすることの重要性をこの実践から感じたので、今後もこの気持ちを色んな人に伝えたいし、教員になっても続けていきたい。」などの感想がありました。

以上のように、生徒の方々、実施した大学生たちにとって、共に学び、支え合う、とても素晴らしい機会となりました。今後も「大学生によるデートDV出前授業」の魅力を、多くの学校で体感していただきたいと思います。

当日の様子

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