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2022/12/23
  • 教育研究情報

算数科教材研究の一コマ

学校教育学科
准教授 佐藤 茂太郎

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この講義では、教材研究とともに学生の模擬授業を通して進めています。この日は「小数のかけ算(第5学年)」でした。

問題場面は「1mのリボンが220円で売られています。このリボン0.6mでは代金はいくらになるでしょうか。」です。

我々大人になってからは、当たり前のように「220×0.6」と式に表します。そして計算し結果を求めます。しかしながら、小学校5年生の子ども達はこのことが当たり前ではありません。子どもの中には、220-0.6とする子もいるのです。ましてや結果が220円よりも小さくなることに違和感を覚える子どももいます。なぜなら、「かけ算をしたら答えは大きくなる。」と思い込んでいる場合があるからです。

子どものもともと持っている力を伸ばす先生になってほしいですし、子どもの疑問に思っていることを考えながら指導できるような先生をこれからも育成していきたいと思います。

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