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- アウトキャンパス・スタディ事例
総合経営学科 兼村ゼミ
農業をビジネス化する㈱かまくらやから事業革新、経営理念共有の重要性を学ぶ
総合経営学科
教授 兼村 智也
私の3年ゼミではアウトキャンパス・スタディとしてユニークな地域企業を訪問させていただき、企業の方からお話を伺う取り組みを行っております。今年度の最後の企業として11月24日(木)、株式会社かまくらや(松本市・安曇野市、従業員33名)を訪問させていただきました。
同社は自動車販売業を経営していた田中浩二社長が2009年に設立した農業法人です。周知のように農業では高齢化が進み、担い手も減少、一方で輸入品がどんどん拡大して「食の安全・安心」も脅かされています。その結果、耕作放棄地も増え、長野県でもその美しい田園風景が損なわれつつあります。
一方で実家が農家でないため、さらに安定した仕事でないため農業に入職できない若者も少なくありません。こうした若者の力を借りて、「社会の困りごと」を解決する、農業をビジネスにする、その主体として設立されたのが同社です。田中社長からのお話は、その間のご苦労、そして「社会の困りごと」をビジネスとして成立させるための「事業の革新性」、それらを支える「経営理念の共有化」の重要性など多岐にわたり、また学生からも多くの質問をさせていただくなど日が暮れるまで続きました。
さらに農園から仕事を終えて戻ってくる若い従業員の方々からも直接お話を伺うこともでき、ゼミ学生にとって大変有意義な機会となりました。
業務ご多忙のなか、長時間にわたりこのようなご対応をいただいた田中社長、従業員の皆様には厚く御礼申しあげます。ありがとうございました。
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