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観光ホスピタリティの中澤ゼミが、乗鞍岳縦断サイクリングツアーの現地調査を実施

観光ホスピタリティ学科
准教授 中澤 朋代

9月5日、6日の両日で、中澤ゼミ「専門研究」(3年生8名)が、中部山岳国立公園の南部地域に位置する乗鞍岳を横断するサイクリングコースのEバイクによる走行調査、および平湯温泉地区の観光資源調査を行いました。

当日まで、体調管理や感染症対策、台風の影響など、様々な不確定要素がありましたが、9月5日は幸いにも快晴で、とても気持ちの良い景色を見ることができました。

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Eバイクは車体に電動アシストがついたスポーツバイクです。2022年現在は、のりくら観光協会(長野県)、平湯温泉観光協会(岐阜県)がレンタルを行っています。環境に負荷を減らした乗り物で、かつ、アシスト機能により一般の方でも自転車で山を登ることができる乗り物として注目されています。

乗鞍岳はマイカー規制が敷かれていますが、バスや自転車の乗り入れは可能です。自転車での走行は1200mの標高差で平均勾配も6.3%と急で、日常のトレーニングを積み上げたアスリートが集うヒルクライムレースが36年前から開催されてきました。日本最高標高に自転車でアクセスできる、サイクリストの聖地でもあります。

近年になり、そのコースをEバイクという新たなツールを使って、より身近に自然を楽しんでもらおうと、長野県、岐阜県、両側の観光協会にてレンタルが開始されています。

今回は、そのコースを20代の学生が走行することで、利用における課題や今後の方策を明らかにすることを目的としました。

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9月5日にのりくら観光協会から乗鞍岳の畳平を超えて平湯温泉までを走行、ひらゆの森キャンプ場にてテント泊、9月6日には平湯温泉の調査を行い、Eバイクを起点の乗鞍高原に返却しました。

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本実践調査は岐阜県中部山岳国立公園活性化協議会の支援を受けて、のりくら観光協会、奥飛騨温泉観光協会、環境省中部山岳国立公園事務所、飛騨高山大学連携センター、高山市丹生川支所のご協力をいただきました。

成果は12月に岐阜県高山市で行われる「飛騨高山学会」にて報告の予定です。

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