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2023/02/24
  • アウトキャンパス・スタディ事例

教育学部上月ゼミの2年生が、上越市の小川未明文学館を見学に行きました

学校教育学科
専任講師 上月 康弘

小川未明は、明治15年生まれ、上越市高田出身の小説家・童話作家です。早稲田大学在学中(明治34年~)に小説家としてデビューしました。明治初期には、文学はまだ学校教育で扱われていませんでした。ですから、子どもたちにとって文学に触れる機会と言えば、民間企業が刊行した雑誌に掲載された童話や小説を読むということでした。もちろん、そういった雑誌で発表される児童向けの作品は、今ほど充実していたわけではありません。小川未明は、生涯で1200点以上の童話を創作したと言われ、まさにそういった時期における児童文学の開拓者であり、「日本近代童話の父」とも言われています。

文学館に見学に行くと、偶然、小学校などで読み聞かせを行っているボランティアの方々と出会いました。「練習にもなる」ということで、なんと、その場で本場の読み聞かせを聞かせてくださいました。作品の世界観を反映した朗読を聞き、学生たちは時間を忘れ、作品世界に没頭していました。貴重な経験をさせていただいたことに、感謝申し上げます。大変ありがとうございました。

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