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2023/02/22
  • 教育研究情報

信州松本ダイナブラックスと松本大学運動栄養研究室が スポーツ・サイエンス・スクールを協同開催

健康栄養学科
専任講師 長谷川 尋之

2022年7月末にコロナ感染拡大に伴い中止した本学で開催予定だった「スポーツ・サイエンス・スクール」を出張型企画として復活させ、本学と連携協定を締結している信州松本ダイナブラックス様の協力のもと、松本近隣のバスケットボールをする子ども達を対象に松本市内の体育館で実施しました。

「トップアスリートも学ぶスポーツ科学を体験し、身近なものに」をテーマに、身体計測や体力測定を実施し、身体を知る、測る、改善することに関するレクチャーを行いました。当日は、信州松本ダイナブラックスのU-15チームの選手をはじめ、小学2年生~中学2年生まで幅広い世代の子ども、保護者、そして指導者が参加しました。

各々の学校でも身体測定や体力測定をする機会があると思いますが、年に数回測るのみであり、得られた値について考える機会は多くないのではないかと思います。「なぜ計測する?」「何を計測する?」「どのように活用できる?」など初歩的な疑問に答え、測定の意義や日々のスポーツシーンに活用することを学ぶ機会を設けました。

今回は、身長や体重といった身体計測、握力や長座体前屈といった体力測定のほか、光電管を用いた10m走や切り返し走、ジャンプマットを用いたスクワットジャンプ等のジャンプ測定を実施しました。やったことがない測定もあり、慣れない動きへの戸惑い、記録が伸びないことに困惑する子供もみられました。測定風景をみた指導者のひとりは、コロナ感染拡大でスポーツをする機会が失われ、身体の使い方を学べていない子どもがいるのではないかと話す場面もありました。

このように測定会では、当初の予定であった競技面の課題抽出だけではなく、スポーツ機会の喪失に伴う課題など子供たちの体力に関する課題が明らかとなる機会になりました。今後もスポーツ・サイエンス・スクールを行い、地域の子ども達の競技力向上に寄与するだけではなく、健康課題の気づきやそれらの改善に貢献できるイベントを企画・運営していきたいと思います。

測定会の様子

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測定値の活用に関するレクチャーの様子

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ジャンプマット測定の様子

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長座体前屈測定の様子

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