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はじめての社会教育実習生を送り出す ~社会教育実習の報告会を開催~

観光ホスピタリティ学科
准教授 向井 健

観光ホスピタリティ学科では、2020年度より地域振興コースに関連づけ、新たに社会教育主事養成課程を設置し、社会教育士(社会教育主事)の養成に取り組んでいます。現在、地域の中には、様々な課題が山積をしていますが、それらの解決には、そこに暮らす人々が課題を「我が事」として捉えていくことが重要です。そのような地域住民の自治意識を育み、地域のもつ力を高める上で求められてくるのが、「暮らしの課題を互いに語り合い、学びあうこと」といえます。そのような地域住民の学びあいを支え、自治と協働の地域づくりを推進する役割を担っていくことが期待されているのが社会教育士なのです。

そうはいっても、皆さんにとって、社会教育士といっても聞きなれないかもしれません。2020年の法改正に伴い、社会教育主事任用資格の取得者に対し、新たに付与されることになった称号です。都道府県・市町村の教育委員会における社会教育・生涯学習部局はもちろんのこと、一般行政部局、NPOや市民活動団体、民間企業など、様々な場面での活躍が期待されています。

社会教育士の取得にあたっては「社会教育実習」の受講が必須です。本年度は、本学にとっての初めての実習生の送り出しとなりました。実習先の選定にあたっては、学生の希望なども考慮しつつ、県内市町村、児童センター、コミュニティ・ビジネスに取り組む企業などにご協力を頂き、社会教育実習を行うことができました。

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2023年1月に学内にて実施した「社会教育実習報告会」では、たくさんの地域の方たちと関わりを持ちながら充実した実習に取り組んだ報告があり、学生たちの成長した姿をみることができました。社会教育の蓄積豊かな信州で学び、大きく成長した実習生たちが、住民の方たちとともに、これからの地域づくりを担っていってくれることを期待しています。

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