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伊那食品工業㈱・塚越寛最高顧問による
地域公開講座『本当の学びとは』を開催
総合経営学科
教授 兼村 智也
松本大学では去る7月19日(月)、伊那食品工業㈱・塚越寛最高顧問をお招きし、「地域公開講座」を開催いたしました。承知のように氏は『年輪経営』という比類なき経営哲学で、一貫して「社員の幸せ」を追求し、大きな成果を収めています。その神髄は「人づくり」にあり、これを次世代を担う地域の若者たちにお伝えいただきたい、こうした思いからお願いし、実現したものです。
お話のなかで「他人のために行動すること」、「幸せ」と「健康」の大切さ、その「幸せ」を実現するためには「夢」をもち、少しずつ広がっていく「末広がり」にすることの重要性、また「How to do」(どうすべきか)ではなく、「How to be」(どうあるべきか)を考え、学ぶべき等とのご指摘をいただきました。
この講演会は私が担当します地域産業論の履修生(総合経営学科2年生)が主体となりましたが、講演後には多数の学生から質問が寄せられるなど彼らの胸にも響いたのではと思っております。また外部の方々、そしてメディア関係者の方も多数おみえいただき、あたらためて塚越氏のお話しへの関心の高さをうかがい知ることができました。
こうした講演依頼はご高齢のため受けておらず、今回は旧知の関係である本学・菅谷昭学長からの依頼によるもので、これが「最後」ということでした。その「特別な機会」をご提供いただいたことに感謝申し上げるとともに、直にお話しを伺えた学生たちにとってかけがえのない「財産」になったことと思います。ここで得た「教え」を塚越氏がおっしゃる「人生一度限り」なかで活かしていってほしいと思っております。
最後になりましたが、今回、大変なご尽力いただきました塚越寛最高顧問、塚越亮専務、鈴木悟郎エリアマネージャーに改めて御礼申しあげます。ありがとうございました。
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