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教育実習の研究授業を参観
総合経営学科
教授 室谷 心
長野県のコロナ警戒レベル上昇の影響で、5月6月と松本大学ではオンライン授業を続けてきましたが、学生たちの活動は変わらず続いています。教員免許を目指す学生たちは今、教育実習の真っ最中です。
昨春は、新型コロナウイルス対策で教育実習の難しい期間が続いたのですが、今年は、多くの中学・高校で通常授業が行われており、今、春の教育実習のハイシーズンです。6月10日、総合経営学部総合経営学科で高等学校「商業」の教員免許取得を目指す湯田坂美裕さんの研究授業が行われ、長野県諏訪実業高等学校に参観に行ってきました。
コロナ対策のために、学校では生徒も先生も全員マスク着用。いつもより緊張気味の湯田坂さんはマスク越しでも、生徒とのコミュニケーションをしっかりととりながら、イキイキと授業をしていました。科目は2年生の「情報とビジネス」で、テーマは「ネットワーク」。抽象的な概念の説明や計算問題を扱う範囲でしたが、実物投影機を電子黒板に繋ぎ、手慣れた様子のICT活用の授業スタイルでした。
高校時代の恩師であり、大学の先輩でもある指導教員の浅見先生の御指導のおかげで、緊張の中にも、キッチリ指導案通りの時間配分で進む授業でした。諏訪実業高等学校には指導の浅見先生と2年目の新人教員の大平先生と、二人も松本大学の先輩が在籍していらっしゃったのは心強かったようで、生徒たちとのコミュニケーションに力を注いだ、充実した実習生生活を楽しく送っている様子でした。
6月10日は、同じく高等学校「商業」の教員免許取得を目指す総合経営学部総合経営学科竹内美月さんの研究授業も長野県長野商業高等学校で行われました。観光ホスピタリティ学科で社会科の教員を目指す5人の学生たちの研究授業もこの6月中に行われます。今年もコロナの影響で社会全体が大変な状況ですが、学生たちの研鑽は続いています。
コロナ対策で受けている教育への多大な影響のリカバリーと、時期を同じくした社会の要求するGIGAスクール構想の実現に、それぞれの学校が大変な苦労をなさっているなか、教育実習という貴重な体験をさせていただけた学生たちは、与えられた幸運を理解し、ぜひこの数週間の経験をしっかり生かして今後の人生で輝いて欲しいと思います。
最後になりましたが、コロナ禍で大変な状況のなか、教育実習生を受け入れてくださった学校関係者の皆様に、厚く御礼申し上げます。