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コロナ禍の中で大学生活を送る皆さんへ
(応援メッセージ)
松本大学 学生委員会
岩間全学学生委員長
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大により、皆さんは今、大学構内にも自由に入構できない。友達や先生にも会えない。外出もままならない。苦しい生活を強いられています。
もし、新型コロナウイルスの感染拡大がなければ、キャンパスでみんなと楽しくおしゃべりしたり、先生や学友と熱い議論を戦わせながら勉強したり、サークル活動に汗を流したり、放課後友達とショッピングや食事に行ったりと、弾けるような若いエネルギーでキラキラ輝く大学生活を送っていたはず・・・・。そういった大学生として当たり前にあるはずの生活を送ることのできない皆さんの気持ちを想像すると、私自身何とも言いようのない気持ちになり、皆さんに何を語ればいいのか正直わからなくなります。
でも、ただ一つ願うことは、今は苦しいこの現実を受け入れ、その中で自分ができることを精一杯やって欲しいということだけです。出口の見えない状況の現在、皆さんは得体のしれない不安にかられ、希望を持つことなんてできないかもしれません。でも、たとえ真っ暗な闇の中であったとしても、皆さんには一歩を踏み出す勇気と 歩き続けた先にある明るい未来を信ずる気持ちを持って欲しいのです。
皆さんがどれほど不自由な思いをし、不安に苛まれているのか、察するに余りあります。けれど、だからと言って不安に絡められ、萎縮していても何も変わりませんし、何も生み出すことはできません。思い通りの完璧なものでなくてもいいのです。足りないところだらけの未完成のものでもいいと思うのです。
手探りしながら少しずつ、少しずつ、ゆっくり、ゆっくり、自分が実現したいと思うものへ近づくために歩んでみてください。そして、いつか近い将来、この苦しい状況から抜け出た時に、自分が何を感じ、何を考え、何をしたのか語り合いましょう。
辛く、苦しい思いをすればするほど、人は優しくなれると言います。きっと皆さんは優しい社会を創る担い手になってくれるでしょう。長い夜を過ごしたのなら、明るい朝は、もう、すぐそこまで来ています。もう少しだけ、歯を食いしばって頑張りましょう。
どうか健康・栄養面、体力面、精神面などに気を配り、規則正しい生活を維持してくださることを心より願っています。