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健康と観光に関する特別講義を実施しました

観光ホスピタリティ学科
専任講師 田開 寛太郎

12月10日(木)に、授業「健康と観光」の一環で、公益財団法人キープ協会環境教育事業部レンジャー(※下記注釈)の小野明子さんにオンライン出演いただきました。新型コロナウイルス感染症の拡大は大きなストレスを抱える要因となり、健康と観光を組み合わせた新しい旅行のあり方を考えることが重要です。

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特別講義の様子

小野さんからは、森の癒しの力を活用する森林療法と環境教育の関わりと、キープ協会が取り組む「森療時間」についてお話しをいただきました。なぜキープ協会が森林療法に取り組むことになったのか、意識していること、大切にしていることなど、健康と観光、そして環境について理解を深めることができました。

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グループワークの成果を共有する

グループワークでは、小野さんから「森で何がしたいですか?どんな企画だったら、有料でも行きたいですか?」と現実的なテーマが投げかけられ、授業の感想を含めてそれぞれの考えを共有しました。学生は森への興味関心やこれまでの関わり方を頼りに、たき火やクリスマスリース作りなどの具体的なプログラム、ターゲットを絞った商品開発のあり方などについて話し合いました。

また、10月31日(土)と11月7日(土)の2日間には、体験し気づきを得たうえで授業の理解を深めることを目的に、受講者を分散させて(参加学生計36名)、小野さんの案内のもと八ヶ岳自然文化園で自然体験活動を実施しました。

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五感を研ぎ澄まし自然を感じる時間

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素晴らしい紅葉

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いろんな色、葉っぱアート

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森林浴、森の中で過ごす自由な時間

こうした一連の体験や授業を通して、健康の維持・増進の場としての森林の多面的な機能、ウィズコロナ時代におけるこれからの幅広い取組みについて学ぶことができました。

特別講義の最後に、小野さんからは、「森と健康と観光のかけ合わせは、これから需要がある。森はほっておくともったいない。森を大切にする人が増え、森で過ごすことが当たり前の世の中になると嬉しい。」とメッセージをいただきました。

キープ協会の小野さんにあらためて感謝申し上げます。ありがとうございました。

※注釈) 公益財団法人キープ協会

山梨県高根町清里をフィールドに活動するキープ協会は、人と自然の橋渡し役として多くの自然体験活動を実施しており、そのひとつに「健康」をテーマとした森の癒しの力を活用する「森林療法」に取り組んでいます。「森林療法」をベースにした自然体験活動では、「五感」を存分に使いながら、周辺の自然歩道や森の中を歩き、自然だけでなく内なる自分自身の状態にも目を向け、自分自身への健康や心身の状態への気づきを促すことを大切にしています。

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