観光ホスピタリティ学科の授業で、特別オンライン講義「新しい宿のカタチ」を実施

10月26日（月）、授業「観光産業論」（観光ホスピタリティ学科必修科目）の一環で、実際の観光産業への理解を深めることを目的に、ゲストスピーカーとして石坂大輔さん（株式会社ヤドロク代表取締役）にオンライン出演いただきました。

石坂さんからは、主に旅館業の経営状況と戦略をテーマに、渋温泉「小石屋旅館」や秋山郷「雄川閣」での旅館運営についてお話をいただきました。印象的なお話は、外国人のニーズに応える創意工夫として、「（すべて旅館が用意するのではなく）お客様に布団を敷いてもらう」こともひとつのアクティビティにして、日本の文化を楽しんで体験してもらうことにも価値がある、といったことでした。これまで当たり前のように日本で成立していた「おもてなし」の発想を広げるために、あらゆるお客様の声に耳を傾け、「いかにお金を落としてもらうか」を楽しみながら考えていく、といった石坂さんの経営者としての喜びが伝わってきました。

最後に、コロナ禍の大変な時期にもかかわらず、ゲストスピーカーとしてオンライン出演いただいた石坂さんにあらためてお礼申し上げます。多くの観光産業が新型コロナウイルスの感染拡大の影響で苦戦している中、元気に、お忙しくされている様子をうかがうことができて、こちらも嬉しくなりました。貴重なお話をありがとうございました。