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2020年度入学生675名を迎えました
(4/9動画追加公開)
本日4月3日、2020年度の松本大学大学院・松本大学・松本大学松商短期大学部入学式を執り行いました。
本年度は、計675名の入学生を迎えましたが、新型コロナウイルスによる感染拡大の状況をふまえ、式には入学生の代表者7名が出席しました。
2020年度の入学生数は次のとおりです。
入学生数内訳
松本大学大学院
- 健康科学研究科 入学生5名
松本大学
- 総合経営学部 総合経営学科 1年次入学生97名
- 総合経営学部 観光ホスピタリティ学科 1年次入学生89名
- 人間健康学部 健康栄養学科 1年次入学生79名、3年次編入学生1名
- 人間健康学部 スポーツ健康学科 1年次入学生112名
- 教育学部 学校教育学科 1年次入学生88名
松本大学松商短期大学部
- 商学科 入学生103名
- 経営情報学科 入学生101名
入学式次第と、入学生に贈られた学長告辞、理事長式辞をここに掲載いたします。
学長告辞
告 辞
ただいま入学を許可された、松本大学大学院、松本大学並びに松本大学松商短期大学部の675名の皆さん、ご入学おめでとうございます。
新型コロナウイルスによる感染拡大を防止するため、このような変則的な入学式になってしまい、入学者全員で迎えることができなかったこと、誠に申し訳なく思っております。これも、4月からの学修にどうすれば円滑に対応できるかということを考えての、苦渋の決断だったことをご理解いただきたいと思います。
入学生の皆さんの中には、高校での卒業式も十分には出来なかった方も多くいらっしゃったのではないかと思いますが、こうした順調には見えない状況も、長い人生の中ではありがちなことです。しかし、闇夜もいつか必ず明けるように、いつまでもこのまま続くことはないので、これからの大学生活を前向きに、意欲を持って臨んでいただきたいと思います。
さて松本大学は、今から18年前の2002年4月に総合経営学部・総合経営学科定員200名の単科の大学として開設されました。長野県、松本市、松本広域連合の多大な支援を受けました。そのこともあって、本学のミッション(使命)は「地域貢献」となっています。今でこそ、多くの大学が地域との連携を謳っていますが、松本大学は「地域連携・地域貢献」では、全国的に良く知られ、そのモデル校として認識されています。また朝日新聞出版社が毎年行っている、全国の学長が答えるアンケート調査において、教育面で注目すべき大学として、県下ではトップ、しかも全国10位にランクされています。
短期大学部も大学開学と同時に、それまでの松商学園短期大学から、松本大学松商短期大学部と名称が変更され現在に至っています。短大部はその歴史も古く、今年の入学生が商学科で第68期生、経営情報学科で第29期生となり、地域における知名度は抜群です。さらに文部科学省の競争的資金に採択される短大としては常連校であり、そのアグレッシブな取組は高く評価されています。
また、この3月には人間健康学部をベースに創られた健康科学研究科(修士課程)を博士課程に課程変更すること、総合経営学部を基盤に新たに地域経営研究科(修士課程)を設置すべく、文部科学省に認可申請を提出したところです。
皆さん方が入学される松本大学は、このように進取の気概に溢れ、前向きな姿勢で、皆さん方の勉学生活を実り多いものとするために、絶えず改革・改善を試みております。特に地域社会全体を大学のキャンパスと見立て、敷地としてのキャンパスの外(現場であり、アウト・キャンパスと呼んでいます)とキャンパスの内(イン・キャンパスです)での学び、つまりアウト・キャンパス・スタディとイン・キャンパス・スタディの往還を繰り返すことによって、現場で見つけた社会の課題を意識しながら、図書館での資料や文献にも目を通し、仲間や先生方との議論・討論を通して、課題解決の方策を探っていきます。「未知」を「既知」に変えるという研究活動と類似の、本学が独自に開発した教育手法が脚光を浴びており、先程の全国10位につながっています。
皆さん方が目指す進路は様々だと思います。先行き不透明な時代にあって、求められる力は「臨機応変で柔軟性をもった思考」、「どうして良いか誰もが迷う課題解決に前向きに取り組める態度」と「それを支える専門性に裏付けられた能力」などでしょう。これらを育むには、本学は最適の場所と言っても過言ではありません。しかし、それは、ただ待っていれば与えられるような生やさしいモノではありません。皆さんの意欲や熱意と教員の情熱とが交差するところで得られる、もぎ取るモノだと思います。皆さんの入学後の成長を期待して、入学に際しての、学長からの贈る言葉とさせていただきます。
本日は誠におめでとうございました。
2020年4月3日
松本大学大学院
松本大学
松本大学松商短期大学部
学長 住吉 廣行
理事長式辞
式 辞
陽春の佳き日、本日ここに松本大学大学院、松本大学並びに松本大学松商短期大学部の入学式を挙行するにあたり、学校法人松商学園を代表しご挨拶申しあげます。
本日ご入学された皆さん、誠におめでとうございます。雪に輝くアルプス連峰のふもと、2千人の若者達の学ぶこのキャンパスへようこそ。心から歓迎いたします。また本日ご列席いただくことができませんでしたが、ご家族、保護者の皆様にも心からお祝いを申しあげます。
学校法人松商学園は創立120年を超える、歴史と伝統に刻まれた全国にも名を馳せる私学であります。創立者の木澤鶴人の唱えた「自主独立」と、経営の恩人である今井五介翁の「紳士養成」の願いが建学の精神となり、教育の中で「自ら考え行動することのできる知識人の育成」を目指している学園であります。
本日皆さんが入学されました松本大学大学院、松本大学並びに松本大学松商短期大学部は、地域をキャンパスとした地域密着の「地域立大学」であります。幸せな地域社会づくりへの貢献が志となっており、地域共創における地方私立大学のひとつの「運営モデル大学」として、今、全国の大学からその教育内容に高い評価をいただいております。本学が信州における大学教育の意義を考え、先見性のある教育・研究を実現してきた成果であると思います。
入学生の皆さん、大学での勉学は高校までの学び方の延長ではありません。自ら判断し学んでいくのが大学です。正に「自主独立」の精神の涵養の一歩です。その習慣を早く身に付けて欲しいと願います。
また、この大学には友人と出会えるきっかけがたくさんあります。講義を通じてさまざまな出会いがあるでしょう。しかし、それ以上に大きなきっかけになるのが、部活動やゼミ活動、そして学友会活動やボランティア活動です。先輩・同輩・後輩との関わりを深めていくことはとても重要です。
目標への過程の努力や、達成感を共有できる活動を是非経験してもらいたいと思います。その中から生涯の友といえる人に巡り合うことに期待すると同時に、それぞれの活動を通じて人との信頼関係や、自らの責任感をはぐくんでいくことを願います。
また、将来の職業人として欠かせないものに、コミュニケーション能力があります。これを養うには、いろいろな活動をとおして世代を超えた方々との交流も大切になります。幸い本学では地域連携が充実しています。実践的な学びの中で体得することができます。
そして大学生になると、社会から大人として扱われます。社会的なルールを守るモラルを是非身に付け、地域と共生できる学生になって欲しいと思います。
最後となりましたが、在学中の自らの学びが皆さんの人生の基盤を確固たるものに築き上げてくれますことを祈念し、式辞とさせていただきます。
2020年4月3日
学校法人 松商学園
理事長 丸山律夫
映像紹介
入学式の様子を映像でご紹介します。
ダイジェスト版と全編版がありますので、選んでご視聴ください。