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間伐体験と国産材の利活用に関する特別講義を実施
観光ホスピタリティ学科
専任講師 田開 寛太郎
11月10日(日)に、授業「生活環境論」(参加学生28名)で長野県北安曇郡の松川村に出かけ、間伐体験を行いました。中信森林管理署の職員の方々に指導を受け、昭和61年植付け(林齢34年)の間伐を5班に分かれて実施しました。
作業は一人ずつ順番に伐採し、その後、伐倒木の枝払いと玉切りをして林内を片付けます。学生は伐倒する前に、かかり木にならないよう安全に倒せる方向を自分で決めるのですが、受け口がうまく決まらず、かかり木になったり、思った方向に倒すことができなかったりと、大変苦労していました。グループで協力して一生懸命に伐倒している様子が印象的でした。
一人一本の間伐体験
伐倒方向を決め、受け口を作る
最後は全員で協力して倒します
また翌日の11日(月)には、国産材を利用した際の環境メリットについての理解を深めることを目的に、特別講義を実施しました。森を育む紙製飲料容器普及協議会(もりかみ協議会)の世木田さんから、国産材を積極的に利用する社会的意義についてお話をいただきました。学生の感想には、「カートカン(紙製飲料容器)は環境活動を推し進めるための環境アイコン」、「自分の目の前の選択一つで、環境に配慮した生活を心掛けたい」、「フィールドワークでの間伐体験に参加できて良かった、もっと森や林、木などの自然が身近になったら良い」、といった様々な感想がありました。
こうした一連の体験作業や授業を通して、木材生産、環境保全やレクリエーション等の森林の多面的な機能や、環境時代におけるこれからの幅広い取組について学ぶことができました。
中信森林管理署の皆様、もりかみ協議会の世木田様にあらためて感謝申し上げます。ありがとうございました。