新着ニュース

2019/11/07
  • アウトキャンパス・スタディ事例

松本大学×道の駅「中条」×国土交通省 連携企画
-88(やまんば)プロジェクト2019年後期 その1 -

総合経営学科
教授 清水 聡子

2019年10月20日、道の駅「中条(なかじょう)」でスタンプラリーを実施

総合経営学科清水ゼミの学生10名と観光ホスピタリティ学科2年生3名(室谷心教授「教育指導入門」受講者)、清水、計14名は長野市道の駅「中条」で学生が企画したスタンプラリーを道の駅「中条」の皆様と一緒に実施しました。

清水ゼミ3年生平丸奨真さんに原稿をまとめてもらいました。ご覧ください。


総合経営学科
清水ゼミ3年 平丸奨真

2017年度2018年度に引き続き、3年連続、道の駅「中条」にてスタンプラリーを開催することができました。例年同様、清水ゼミ3年生が主体となってスタンプラリーを企画・運営・実施しました。スタンプラリー当日の天候は曇り空でしたが、参加してくださったご家族には大変好評で、来場してくださったお客様の中には『ナカジョニー』に喜び、「一緒に回ろう!」と手を引くほど気に入ったお子さんもいらっしゃいました。

pi20191107_001.jpg

スタンプラリーを楽しんでいる参加者の様子

今年のスタンプラリーですが、「開催時間の変更」、「中条の魅力がわかる、わかりやすい問題」の二点の修正を加え、それを活かしたスタンプラリーにしました。
「開催時間の変更」は、午前10時は早くはないかという声が清水ゼミのスタンプラリーの企画会議で上がりました。スタンプラリーのターゲット層である親子間で、と考えた時に昨年の午前10時からの開催だと、子どもは起きて間もない時間に家を出るのは難しく、親子で来場をすることができないのではないかと我々は考察しました。そのため、今年は開催時間を昨年の午前10時の開催から正午12時の開催へと変更しました。その成果もあり、昨年の参加者は4家族12名だったところ、今年は9家族32名とより多くのご家族の方に楽しんでいただくことができました。
続いて「中条の魅力がわかる、わかりやすい問題」についてです。昨年の反省の中に「出題した問題が難しかった」とありました。実際に大人でも苦戦してしまう問題では子どもの考える姿勢を奪ってしまい子どもに楽しむことができません。問題を見て子どもが少し悩む、そこから相談したり記憶を思い出したりと、考える行動をへて辿りつける難易度が適切ではないか、という意見が清水ゼミの企画会議で出ました。さらにそこへ長野市中条の魅力に関連させることで、悩んだ分、中条の「魅力」をより印象に残る機会になるのではないかと考え、実行しました。具体的には当日に呼び込みや受付を「中条」のイメージキャラクター『ナカジョニー』の二代目が勤めます。その二代目ナカジョニ―について記憶がうろ覚えになってくるスタンプラリーの中盤でナカジョニーの姿に関する3択問題を出す、そうする事で最初に見た姿を思い出すために悩む、という形です。すると当日になって実際に「あー、さっき居た人だ!どれだっけ・・・」と悩みながらも、無事正解して完走していく子どもやご家族を見ることが出来ました。スタンプラリー実施にむけてのアプローチは適切だったと感じることができました。

pi20191107_003.jpg

実際に出題されたナカジョニーの姿に関する3択問題

2019年度新スタンプラリーを無事完走した方には、高さ50cmも超える大きな「おみくじ」を引いていただき、豪華な景品をプレゼントしました。その後、自然の遊びとしての「落ち葉アート」(2年目)では子どもたちの自由な発想から素晴らしい作品が生まれました。また、体を動かす遊びとしての新企画「縄跳び、大繩跳び」では、ご家族の声援や、親子で一緒に跳ぶ姿などの親子間のコミュニケーションが行われ、とても微笑ましい家族風景でした。

pi20191107_004.jpg

ゴールしておみくじや落ち葉アートを楽しむ参加者の皆様

最後に焼き芋と道の駅「中条」名物の西山大豆豆乳ドーナツをプレゼントし、大きなケガやアクシデントもなく無事に、参加者に楽しんでいただくことが出来ました。「とても楽しかった」「子どもの楽しそうな笑顔を見ることができてよかった」とご家族みんなで楽しんだというご感想もいただきました。
3年生は初めてスタンプラリーに参加し、計画通りにイベントを進行する難しさや、事前準備の重要さなど多くのことを勉強することができました。我々の提案から全ての相談に乗り、多くの準備をしてくださった道の駅「中条」の皆様、本当にありがとうございました。
今回の学びを活かし今後も道の駅「中条」の皆様と道の駅「中条」を盛り上げていきたいと思います。

pi20191107_002.jpg

スタンプラリー終了後の全体写真(真ん中のパネルは川柳コンテスト応募作品)

このページ先頭へ