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- アウトキャンパス・スタディ事例
「アルモニービアン」を視察しブライダル経営を学ぶ、飯塚ゼミのアウトキャンパス・スタディ
松商短期大学部経営情報学科
准教授 飯塚 徹
飯塚ゼミでは経営学を学び、現場を知り、実践的に学ぶためにアウトキャンパス・スタディを実施しています。多くのゼミ生がブライダルに関する講義を受講しており、女子学生が多いことからも、自身の将来も考え、ブライダル経営に関心を持っています。
10月30日(ハロウイン前日)に、第一勧業銀行松本支店をブライダル施設にリノベーションした、アルモニービアンを訪問し、披露宴会場とチャペルを、ウエディングプランナーから実務的な解説をいただき見学しました。また、レストランにて、結婚式の料理を手がけるシェフ特製のカレー(ハロウインかぼちゃカレー)ランチを食べました。
アルモニービアンは金融機関の施設をリノベーションして経営を成功させていることから、「まちづくり」「地域経営・再生」の観点からも注目を集めています。そして、中信地域の若い年齢層から、結婚式場として高い人気を集めています。
披露宴会場を見学させていただき、結婚式の日程は圧倒的に休日・祝日が多いことをお聞きし、ブライダル業界の厳しさを実感しました(営業日数が限られている)。当会場は120名収容でき、最近は参加人数が減少傾向にあるとのことでした。学生は、新郎・新婦の席に座らせていただき、将来の自分を想像しつつ、座り心地を体感していました。
チャペルを見学させていただき、学生は予想していたものと違い驚きました。チャペルは全国でも珍しい円錐状のものです。円錐状のチャペルの最大のメリットは家族・親戚や友人など参加者との距離が近いことです。学生は壇上に立ち、結婚指輪の披露など模擬体験をさせていただきました。周囲との距離感を体感できました。
一通り式場を見学させていただき、プランナーから総括して「結婚式は理想だけでは難しく、金銭面を中心に現実的に考えるべき」と将来に向けアドバイスをいただきました。
最後はレストランで、結婚式の料理を手がけるシェフ特製のカレーのランチを食べました。サラダバー、2種類のカレー(大名町カレー・ハロウインカレー)はとても美味しかったです。デザートに、辛いカレーの後にぴったりの、パティシエ特製アイスを食べ、暖かく程よい甘さのココアを飲みました。ついでに、ハロウイン気分も味わいました。
学生からは、「将来、アルモニービアンで挙式したい」「ブライダルの現場(最前線)がわかった」「結婚式は理想だけでは実現できない」「カレーとアイスが美味しかった」など意見・感想が出て、女子学生の関心の高いブライダルの経営について、将来を見据えた、有意義なアウトキャンパス・スタディとなりました。
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