松商短期大学部 藤波教授の小論文が「FPジャーナル」に掲載

本学が取得を奨励している資格にファイナンシャル・プランニング技能検定（国家資格）があります。その試験機関の一つである日本FP協会（個人会員数約203千名）では月刊誌「FPジャーナル」を発行していますが、この度、私が投稿した小論文「金融システムの変化とライフプラン」に注目いただき、3月号にこの小論文が掲載されました。
この「FPジャーナル」は、日本FP協会と協力関係にある米国・FPA（※）との提携により、FPAが毎月発行している「JOURNAL of Financial Planning」の日本版として毎月発行されているものです。

世界経済は新型肺炎の影響で米国をはじめとして各国の株価が急落しましたが、近年、金融市場の動向が人々の生活に及ぼす影響は大きくなっており、私としては今後もあらゆる機会を捉えて金融に関する執筆、講演等に取り組みたいと考えております。

※ FPA（Financial Planning Association）：

2000年1月1日より、ICFPとIAFPが合併し発足したCFP®認定者を中心とした米国最大のFP会員組織

参考：内容の要約

わが国の金融システムは銀行中心から市場中心へと変化しつつある。企業と銀行の株式持合いの解消により株主の経営参加権が復活して株主重視の経営が行われるようになり、労働分配率は低下して賃金が抑制されている。この金融システムの変化に対応して労働市場も変わって雇用の流動性は増して転職しやすい社会となる。従来の終身雇用と年功賃金制を前提にした日本的ライフプランも変化してゆく。