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2018/12/09
  • アウトキャンパス・スタディ事例

松本大学×道の駅「中条」×国土交通省 連携企画
-88(やまんば)プロジェクト2018年後期 その2 -

総合経営学科 教授 成 耆政
総合経営学科 教授 小林 俊一
総合経営学科 教授 清水 聡子

2018年11月3日、長野市中条地域最大「むしくらまつり」に参加

総合経営学科 清水ゼミ・成ゼミ・小林ゼミの学生25名、成耆政教授、小林俊一教授、清水、計28名は道の駅「中条」で行われた「むしくらまつり」に参加しました。むしくらまつりへの参画は2015年から連続で4年目となります。
今年のむしくらまつりは雲ひとつない晴天で虫倉山を眺めることができ、約4,000名のお客様が道の駅「中条」へ来場されました。国土交通省関東地方整備局長野国道事務所計画課谷部哲男専門官も応援に駆けつけてくださいました。
今年度は、清水ゼミ3年生内田敦也さんが考案したご当地キャラクター「ナカジョニー」による○×クイズ、清水ゼミ3年生鎌田栞さんが考案した「笹クレープ」100個限定販売、参加型イベントとして「落ち葉アート」と「笹舟つくり」の企画・運営のほか、「笹おやき」700個、「にらせんべい」321個を販売しました。また6月18日、88プロジェクトファームに種を撒いた西山大豆の収穫作業も行い、盛りだくさんの活動となりました。

実際に活動を行った学生が原稿をまとめましたので、ご覧ください。


「ナカジョニー」の考案・実演

総合経営学科 清水ゼミ3年 内田 敦也

5月21日のキックオフ・ミーティングで私が提案したキャラクター「ナカジョニー」に扮し参加しました。下内光雄道の駅「中条」施設長が「ナカジョニー」の衣装や小道具を用意してくださいました。また『信濃毎日新聞』(2018年10月31日)の1面、25面にも取り上げられ、多くの方に「ナカジョニー」の存在を知っていただくことができました。

むしくらまつりでは、キックオフ・ミーティングで塚原京一さんから提案された「○×クイズ」をナカジョニーが行う、学生同士のアイデアを混ぜ合わせた形で臨みました。事前にスケッチブックにクイズを用意し、小さな子どもから高齢の方まで老若男女問わず、むしくらまつりの参加者の方に景品を渡しながら、楽しんでもらえるよう活動しました。

新聞に掲載していただいたこともあり、多くのお客様に新聞で見たよと声をかけていただけ、本来予定にはなかったステージでの88プロジェクトの紹介も行いました。「ナカジョニー」ははじめてのむしくらまつりにおいて存在感を存分に示せたと感じます。私としても大変喜ばしく思っています。

次年度にむけて「ナカジョニー」を育てることが私の今後の課題になります。道の駅「中条」の皆様、先生方への感謝を忘れず、この恵まれた機会を全うしたいと思います。

笹クレープ」の考案・販売

総合経営学科 清水ゼミ3年 鎌田 栞

私は自らが考案した「笹クレープ」の販売を主に行いました。

限定100個で価格は100円。販売場所は室内のお土産コーナーのイートインスペースの隣付近の一角で販売しました。初めての試みであったのでどんな反響があるのか不安と責任を感じていました。しかし実際に販売を始まると次々と「笹クレープ」を手に取って買ってくれる方々が多く、なかには買ってすぐに「笹クレープ」を食べて「おいしい!」と言ってリピーターとして沢山買っていかれる方もいました。お客様の層も老若男女問わず「笹クレープ」に興味を持ってくださり、お客様の生の声や笑顔をたくさん目の当たりにしました。私は自分が思っていた以上の盛況を頂き感動しました。そしてあっという間に午前11時前には完売しました。完売した後にも笹クレープを買いたいと来て下さる方々も多くいました。

イベントを振り返り、「笹クレープ」の製造を全て道の駅中条の皆様にお任せしてしまい、多大なるお手間をおかけしました。私が想像していた以上の出来栄えの「笹クレープ」を作って頂き本当に感謝しかありません。ありがとうございました。次年度は学生も協力して製造に協力し、もっと多くの方に「笹クレープ」の販売が出来たらいいなと強く思いました。私はむしくらまつりを通して大学の中だけでは味わえない自分が考案したモノが商品化して世間に売り出される貴重な経験をさせて頂きました。

「落ち葉アート」と「笹舟つくり」の企画・運営

総合経営学科 清水ゼミ4年 多田 春菜

                      総合経営学科 清水ゼミ4年 中村 大地

今回、清水ゼミ「88プロジェクト」は成ゼミ、小林ゼミの協力のもと松本大学ブースの隣に「自然の遊び」コーナーを設置し、枯葉を利用した「落ち葉アート」、笹でつくる「笹舟つくり」体験の2つを行いました。

「落ち葉アート」と「笹舟つくり」は、10月21日に道の駅「中条」で実施した「スタンプラリー」で実際に子どもたちに好評だった遊びであり、子どもたちが遊べるスペースが少ない「むしくらまつり」でも、ぜひやってほしいとの声をいただき、今回の実施にいたりました。

当日は子ども連れの家族を中心に声がけで集客を狙い、時間がある方は「落ち葉アート」を、ほかのお店も回りたい方は「笹舟つくり」をしてもらうなど、参加者にあった遊びの提供を意識し、行いました。テントの前には道の駅の方がコンテナに水を張ってくれたため、そこに作った笹舟を浮かべることができました。参加者は自分が作った笹舟が浮いているのを見て楽しんでくれていました。またその光景を見て一緒に笹舟を眺める方もいたり、コンテナに水が張ってあるとなにをしているか興味をもってくれる人もいたりしました。子どもたちが遊んでいたり、誰かが作業をしていたりすると興味をもってくれる人が多くおり、地域をつなぐ可能性が見えたように思えました。

「落ち葉アート」では参加者が独自の作品を作っていて、作る方も見る方も双方楽しんでいました。印象的だったのは紙の上に絵ではなく立体的な作品を作っている子どもがいたことや年配の方がお孫さんへの誕生日プレゼントとして作品を作っていたことがあります。このように幅広い年代が工夫を凝らして参加していて嬉しく思いました。また、作品を作っている間にいろいろな話をすることができ、地元の方が思う中条への問題点や、今後どう中条を活性化してほしいか話を聞くことができました。また、松本大学としての活動、「88プロジェクト」についても話をさせていただく機会となり、地元の方とよりよい交流ができました。

課題としては、限られたスペースの中でどう楽しんでもらうか、さらに多くの方に参加してもらうためにPR方法を考えるなどがあがりました。今年初めての試みでしたが、多くのことを学ぶことができました。さらに来年、よりよい活動にするため、課題としっかり向き合い解決に向けて活動していきます。

また、今回多くの準備を道の駅「中条」の皆様にしていただきました。落ち葉を集め、乾燥していただいたり、笹を集めておいていただいたり、当日コンテナを用意してもらいました。当日参加者に楽しんでいただけたのは、準備をしっかり行えたからだと感じます。大変多くの準備をしていただいた道の駅「中条」の皆様、本当にありがとうございました。

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内田敦也さん扮する「ナカジョニー」と「○×クイズ」考案者の塚原京一さん

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「笹クレープ」の考案者の鎌田栞さん

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「落ち葉アート」の様子

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「笹おやき」「にらせんべい」販売の様子

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虫倉山を望む88プロジェクトファームで西山大豆収穫後に豆ポーズ

信濃毎日新聞(2018.10.31)の1面、25面で、「『ナカジョニー』松本大生変身!長野・中条 道の駅のキャラ考案 3日の「まつり」に登場。ご当地キャラ 生身で演じます」と掲載されました。

学生制作のポスター紹介

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