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総合経営学部学生が「InaHack 2018 2nd Session」に参戦し、優勝
総合経営学科長
教授 室谷 心
伊那ハッカンに参加して
「LoRaWANのセンサ」
今回用いた磁気センサや光センサ以外にも温度センサや人感センサなどがある
私たちのグループは、6月に行われたアイデアソンの段階で観光分野を課題として取り上げており、今回は、飲食店を盛り上げるようなシステムの開発を行いました。具体的には、伊那市の強みである人口の割に居酒屋が多いことや、地酒をはじめとする特色ある食文化に着目して、営業状況や混雑状況といった情報のリアルタイムでの取得をスマホひとつでできる仕組みを考えました。この機能を実現するためには、LoRaWANのセンサを用います。店舗が営業を開始すると提灯や、看板が光ることに着目し、光センサを看板につけて看板が光ったら、Webサイトに営業開始の表示をします。また磁気センサを扉につけることで、扉の開け閉めを記録します。扉の開け閉めが活発になった時が混雑していると判断し、Webサイトに混雑状況の表示を行います。私たちが開発したこのシステムは高い評価をいただき、今回の伊那ハッカソンで優勝することができました。昨年優勝したチームは実用に向けて開発が進んでいるそうなので、私たちの開発したアイデアもぜひ実用化に向けて開発を進めて欲しいと期待しています。では、実際に私たちが考えたプロトタイプを紹介します。
マップ形式に表示。気になるお店をタップ
ほかのグループでは、獣害を防ぐシステムの構築や、買い物弱者に向けた乗り合いタクシーの有効活用などがあり、どのグループも興味深いシステムの開発が強力に進められていました。
私は、システム開発ができなかったため、前回ハッカソンで出されていたアイデアの精選とプレゼンテーションを主に行いました。アイデアの精選の際はグーグルと似ている部分があったため差別化や、アイデアと実際の技術との間のギャップに悩まされましたが、開発者の方と協力して作品を作り上げたのは良い経験になりました。また、プレゼンテーションを実際にさせていただく中でアイデアとともに、プレゼンの質も評価していただきました。このように評価していただけたのは、日ごろから教職課程の先生方に、相手にわかるように話す工夫のご指導をいただき、今回その成果を発揮できたおかげだと感謝しております。
総合経営学科1年生の大日方君と同じチームで一緒にハッカソンに取り組みました